鳥類学者の作品情報・感想・評価

鳥類学者2016年製作の映画)

The Ornithologist/O Ornitólogo

製作国:

上映時間:118分

3.8

「鳥類学者」に投稿された感想・評価

RMiura

RMiuraの感想・評価

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鳥類学者…事前知識必須。これから鑑賞される方は聖アントニオについて調べて鑑賞した方が良いです。暗喩がたくさんあるのは始まって気がついたのだけど、宗教関係の知識を殆ど持ってないので、もどかしく感じることが何回か。
Supper

Supperの感想・評価

3.0
ジャングルを冒険中、珍しい鳥に気を取られてたらカヌーが勝手に川を下ってて、運良く目覚めたら、身ぐるみはがされてた…私いったいどうなっちゃうのー!?

なんじゃこりゃって感じの映画。
あんまり覚えてないけど色合いとか最後の音楽は好きだった。
イメージはポルトガル版地獄めぐり
キリスト教の聖人伝説を扱いながら土着的。表現の豊かさが目を見張る。ジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督はひとつ階段を上った。泉鏡花や澁澤龍彦もかくやの幻想奇譚。
CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

2.0
【ウーン】
本祭始まる前からTwitterで注目されていたゲテモノ映画。
激流に飲まれ、漂流した鳥類学者が
巡礼中の中国人や天狗マンに遭ううちに
聖アントニオへと進化を遂げるという内容。

シュールな展開の数々は爆笑なのだが、
実はあまり乗れなかった。

鳥類学者がいつの間にか「鳥に観られていた」という観点は面白かったのだが...

このレビューはネタバレを含みます

TIFFで観た。
無神論者の鳥類学者が経験する受難と転生。という字面が想起させるほど堅苦しくもなく、深い森の中で遭難した男の身に訪れる災難と出会いの数々は、幾つかの笑いさえも伴ってスクリューボール風冒険映画として肩の力を抜いて楽しめる。
くだいて言ってしまえば、主人公にとって、研究対象であるはずの鳥も、言葉の通じない異邦人も、障碍者も、遠くで待つ恋人も、聖アントニオも、すべては理解の範疇を超えた存在。自分の持ちものを次々失い身ぐるみ剥がされていく中で因果も分析できぬまま彼は突然の変容を果たし、超常的な力を手に入れる。
こうしたコントロール不可能な状況と覚醒の受容がこの映画のひとつの根幹だと思う。監督は今作を西部劇と表現したけれども、たとえば近頃のアメコミ映画とかともこの辺の姿勢は一緒だ。だから些か風変わりでとびきりロマンチックではあるけれど、これはJPR印の歴としたヒーロー映画でもあると思う。どこまでも個人的な映画だと感じる一方、この作品の睨む射程は実は驚くほど広範だと言えるのではないでしょうか。それこそまるで我々を見下ろす鳥類の眼差しのように。
東京国際映画祭 ワールド・フォーカス(トークショー)
skip

skipの感想・評価

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カルトと宗教といつだって抜群の相性を誇る西部劇が行く。未知の自然の中で奔流するかのごとく勢いよくかけぬけていく祭りの数々に私の理性は吹っ飛んでいく。論理性で構築された変容と疑問もアドベンチャーとして体感するのがいいのだろうか。蛇足だが自伝であり課された挑戦らしい。
P後輩

P後輩の感想・評価

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あまりにも知識不足で、素晴らしいぐらいチンプンカンプン。
やっぱり象徴性が絡む映画は鬼門だ。寓話的ないくつかのシーン(聾唖者の青年など)はいいんだけどな。

@TOHOシネマズ六本木ヒルズ
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
東京国際映画祭2016にて鑑賞。
J.P.ロドリゲス監督にしては性描写も含めマイルドな、円熟味の感じられる作品だった。鳥たちの美しい生態映像も魅力だが、やはりフェルナンドの生得的能力を窺わせるEpやアントニオへと変わっていく過程が見所。
イエスとの爛漫ツーショットは幼子を抱く件の宗教画を翻案しているようで見事。ロドリゲス監督自身もアントニオ役で出演していた。

ジョアン・ペドロ・ロドリゲス監督作は『ファンタズマ』『オデット』『男として死ぬ』と3作を劇場鑑賞済みで、今回の新作鑑賞のフックは専ら監督だった。
この映画、LGBTを描いてきた気鋭の監督という前知識ぐらいは持って鑑賞に臨んだ方が良いと思う。自分の場合、無修正バージョンの『ファンタズマ』で超過激な性描写は洗礼済みなので、今作やはりモチーフに同性愛を絡めていて当然の納得。
smmt705

smmt705の感想・評価

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体感が果てしない。宗教を信じたり何かを信じていなくても人がこうして変わっていくことの過程がこんなに旅だと思わせてくれることはないと思う