このレビューはネタバレを含みます
インドネシアの気鋭の女性監督(1980年生まれ)による闘う女性をヒロインに据えたマカロニならぬナシゴレン(焼き飯)・ウェスタン。
夫と幼い息子を失ったマルリナが独りで住む荒野の一軒家に強盗団が…
マカロニウェスタン調の音楽、引きの画、そして女性が主人公のインドネシア映画、ナタが武器なのが、インドネシア映画らしい。
Q & Aで出た家に有るミイラの話は、クレイジージャーニーでそういう葬儀に参加…
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2度登場する何故か笑ってしまう首切りシーン。1度目の首切りの先にはマルリナには死しかないが、2度目の先には生がある。
途中から唐突に登場する妊婦がマルリナにも生の息吹をもたらす。
マルリナと妊婦は似…
映画の舞台インドネシアに限ったことではないが文化や慣習や宗教や政治や人間性を知らずに異国から見ると、奇天烈で不可思議で当たり前のことが当たり前に見えず価値観の相違が〈奇妙で滑稽で残酷〉に思えてしまう…
>>続きを読む目的的に彷徨う移動と道そのものが良い。乗合バスの駅馬車風な物語機能性。荒涼ヌケ、西部劇フォーマットにフェミニズム、田舎の保守的な男尊女卑の風土へのアンチテーゼ。強い女、弱い男の不条理。夫と子を失い一…
>>続きを読む変な物を持ち歩いてなければ普通のロードムービーとして見れるんですけどね。インドネシアの映画を見るのは初めてですが(勿論これをインドネシアの一般の映画として評価してしまうのはいかがなものか)何かその…
>>続きを読む意味深な邦題に惹かれて鑑賞。アジア途上国に根強く残るジェンダーギャップ問題に切り込んだ作品。
強盗に家畜をすべて奪われ、奴隷の如く食事の用意を強要され、挙句の果てに強姦されるマルリナ。知恵を絞り難局…
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