静寂の詩が泉に沈んで行くような作品
今をどうにか切りとっておけないか、と思う瞬間に出会うことがある
ひっそりとした夜、雪が落ちる音やその情景のような映画を撮りたかったという監督のインタビューを読…
このレビューはネタバレを含みます
ジョージアの素晴らしい風景の中紡ぎ出される寓話的映画。
詩的で幻想的なのに、その本質はとても現実であると感じた。
考察系作品はあまり得意でも好みでもないんだけど、単純に教師である兄の話していた聖…
最小限のセリフと、最小限の映像で物語や人間関係を伝えていく映画。
水の守り人たる父、
家を出た3人の兄、
町の生活に憧れる娘、
刻々とせまる近代化、
を美しい自然の映像とともに伝える。
どこにも着地…
2017年東京国際映画祭出品作品です。
映画祭の時に見逃してしまい気になってた作品のひとつでした。
岩波ホールのみの上映でしかも初めての所でちょっと不安もありましたが頑張って行ってきました。
作品…
ジョージア映画は初めて。
自然音を拾う音の使い方、表情(顔)を写さないカメラワーク、手持ちでブレる、どこにフォーカスが当たってるのか曖昧な映像、婉曲的な表現……。ああ、旧ソ連の映画っぽいなあ、と思…
ジョージアの山奥の村でシャーマンの家系の跡継ぎとして風習に縛られる少女と、その家族の物語。物質文明が忍び寄り、古い風習が緩やかに潰えてゆくまでを、ジョージアの自然の美しさと共に穏やかに叙事的に描いて…
>>続きを読むほぼ初めてのジョージア映画🎞
おそらく観たことがなかったんじゃないのかな。
他のジョージア映画がどんなものかよくわからないけど、こちらは風景描写とかに重点を置いた作品みたい。
むかーし昔あるところに…
岩波ホールの映画は岩波ホールで位しか予告編流さないので一度行かなくなると行かない連鎖がとまらない(汗)
この負の連鎖をたちきるためスルー予定だったのを頑張って見に行った。
まあ東京国際映画祭でやった…
これまで見たことないくらい美しい。その美しさを堪能するだけでも観る価値はある。
現実なんだけど、泉の周りだけ浮き上がったような存在感がある。その中で生き続ける一匹の魚。
火がつくかどうかでも示さ…
(C) BAFIS and Tremora 2017