福岡アジアフィルムフェスティバル2019にて
端的に本作をあらわすなら寡黙で、極めて研ぎ澄まされた映像詩だ。
作中で現代の思想における三点は、科学・宗教・詩である…ということが語られるが、作中にお…
まだ暗いうちに火の粉をフーッと吹いて火を灯すシーンが好き。
泉の伝統を静かに守り続ける神秘的な部分は儚く、語りつがれる物語の中にだけ存在するような村、まるでそこだけが時の止まったような村での生活は…
冒頭の30分ほどを睡魔に呑み込まれてしまった。だが、うたた寝でチャンネルが日常から異世界へと切り替わる。神の領域に隣接した父娘とヒロインの兄たちを取り巻く物語。民間伝承をおもわせる自然と人との関わり…
>>続きを読む全体を通してのストーリーは少し弱かった。台詞もかなり少なくて静かな作品だったが… とにかく終始画面が美しいのに圧倒されて、眠くなるどころかどんどん目が冴えてくるほどだった!ひとつひとつのシーンで絵画…
>>続きを読むジョージア(旧グルジア)の南西部、トルコと国境を接する山間部に昔から口承によって伝えられてきた物語をモチーフに、静謐かつ神秘的な映像美を通して、古代からの信仰の世界を継承しようとする父親と現代の生活…
>>続きを読むとにかく美しく、神話的で、それでいてといいますか、それだからこそですが、現代文明批判といいますか、環境破壊への批判的メッセージが感じられる映画です。
冒頭のシーン、滝から流れくる川が次第に白く濁っ…
舞台はグルジア
受け継がれてきた聖なる泉
人と自然はともに命の根源は同じであるのだということを忘れてはいけない。そう暗示しているように、私は感じました。
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耳にいまも残る水の音。
セリフは少なく、…
(C) BAFIS and Tremora 2017