代々聖なる泉を守り、泉の水で村の人々の治療を行なってきた家族。兄3人は家を出てそれぞれの道を進むため、老いた父の代わりを娘のナーメがつとめる。上流に水力発電所ができ、泉がどんどん枯れていき、泉の力の…
>>続きを読む構図が面白く、映像に魅せられた。
全体的に陰鬱な哀しいトーンの物語であるのに、魚の表情がとぼけているように見えて、可笑しい。街の白い壁に描かれた馬の絵も、愉しく感じる。
台詞が少なく、劇的な展開…
創世記1章2節
•••神の霊が水のおもてをおおっていた
から始まりました。
静かな静かな映画でした。
四人の男たちに担架で運ばれて来る男の図は、まるでイエスの前に屋根をはいで病人を吊り下ろすシ…
初めて観たジョージア(旧グルジア)映画は、極めて静寂な世界でした。一言でいうなら、叙事詩的。だからこそ、観た人それぞれに受け取るものが違うのかもしれません。
トルコと国境を接する山間部には、昔から口…
このレビューはネタバレを含みます
美しい。自然も、少女も、魚も、3人のお兄さんも、歌声も、父さんの思いも、学校も教会も、蜂蜜も、詩の韻律も、霧の中の火も、ヒビ割れたフロントガラスでさえも、何もかもが。
何が良いとか悪いとか、そんな…
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