船上で、なぜ夜に網を引き上げるのかという質問に対する答えが、ラストカットに重ね合わされている。
みんないずれ消えていく、波の彼方に。
そして新しいものが到来すると願う。この映画がモノクロな理由を…
想田和弘監督のドキュメンタリー
岡山のひなびた港町の世界に浸って、ただ観察する。
牛窓町のおじいちゃん、おばあちゃん言葉が優しい。
猫達も元気だ。
老人と瀬戸内海で、漁船を操るおじいちゃんの風…
観察映画。ドキュメンタリーとは違うのか。モノクロームは景色を美しく見せる。色があると、生々しすぎることもあるのかもしれない。説明も音楽もないから変なところに誘導されない感じがいい。何かを感じなきゃと…
>>続きを読む牛窓。神秘的な響きを持つ町が主人公の映画で、どこか終焉を感じさせる(白黒?)、もしくはかつてそこにあったのかもしれない人々の営みを執拗に追いかける。その執拗さが肉体的で涙ぐましいのだ。老人と海の静か…
>>続きを読むモノクロという物語的要素に閉じ込められたドキュメンタリー映画には、どこか穏やかで永続的な映像然とした時間が流れているようで、「生活者の老い」という喫緊の事態が起こっていて、そのズレた感覚に、すっと口…
>>続きを読むモノクロームで淡々と綴られた観察映画。いわゆるドキュメンタリー映画として問題に切り込んだり、疑問を解決したりという内容ではない。監督が興味を持った内容を丁寧に丁寧に追うタイプの作品だ。
岡山県の港…
『選挙』『精神』の想田和弘監督作品
岡山県牛窓を舞台に、穏やかな内海に面した古い町並みや失われつつある豊かな土地の文化や、海辺の小さな町に暮らす人々の営みを全編モノクロームで映し出したドキュメンタ…
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