団地、草叢、自転車、踊る坂藤さんと清原モチーフが既に散りばめられた最初期作品。名曲喫茶ライオンのロケーションと劇場に接続された部屋の空間性。たったひとりの架空のリサイタルは今観るとすべての始まりのバ…
>>続きを読む清原監督の長編作品を観ましたが、本作は一番、音楽(というより音)の映画でした。
全作を通じて、特徴的な音楽や粘着的なまでの音が魅力的だと思いました。
それと、作品の冒頭を飾る八百屋のりんご。
作品…
本作に広がる、不思議の国のアリス的に建築される途中のぐちゃぐちゃした団地を「かつての清原惟が育んでいたイメージ」と呼ぶ事で、得がたい痛ましさに触れられる。黒沢清の『チャイム』みたいに音をこちら側へ招…
>>続きを読むとある団地の一部屋に住む老婆宅に居候している主人公。間借りしている部屋にはピアノが置いてあり、いつもポロポロ同じ曲を練習。ある日、いつものように買い物に出掛けた八百屋の店主から「預かった」と差出人不…
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