Q. 画面いっぱいに並べられた9枚のカードは主人公の過去・現在・未来を暗示している、アニエス・ヴァルダ監督のモノクロ映画『5時から7時までのクレオ』のオープニングで、唯一カラーで意味深に映し出される…
>>続きを読む一見クレオはワガママで自分大好きで
自由気ままな女なのだけど、
それでも私たちは彼女を好きになる。
大袈裟なほどに診断結果に怯える姿も
次々と帽子を試す姿も
部屋に入った途端何もかも脱ぎ散らかす姿も…
ヌーヴェルヴァーグの左岸派を代表するアニエス・ヴァルダは、ジャン・リュック・ゴダールや、フランソワ・トリュフォーら、カイエ・ドュ・シネマの評論畑から世に出た、いわゆる「カイエ派」の作家たちがもって…
>>続きを読む美しいパリと日常、クレオの心境により視線や景色の感じ方が観ているこちらも変わってしまうが、色々な人との時間を経て心が軽くなっていく様を見ていると、最終的にはこの時代のフランスを生身で体感できたような…
>>続きを読むアニエス・ヴァルダ監督。
歌手のクレオが生体組織診断の結果を待つ間の時間を描く。
夫のジャック・ドゥミと共に左岸派のアニエス・ヴァルダの作品。ヌーヴェルバーグでありながら他…
癌の診断結果を待つクレオはタロット占いでも病を予言されてしまう。
5時から7時までのたった2時間。
されど2時間。病による不安を抱えていたらきっと長い2時間に感じるに違いない。
その2時間で、恋人…