これは現代の『幸福な王子』。
惜しみなく全てを与えるラザロの存在は
とんでもなくスリリング———岡田裕子(美術家)
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イタリア版『裸の大将』。
欲張らない、驕ら…
1980年代に実際にあった詐欺事件を私の苦手なアルバ・ロルヴァケルの妹アリーチェ・ロルヴァケル監督が撮った寓話的な社会派ドラマ。
2018年の映画とは思えない映像で、評価が高めだから感動的なストーリ…
最後に不思議ちゃん
閉ざされた農園で奴隷として扱われていたイタリアでの過去の実話がベースということで良い題材であったのだが。中盤くらいからちょっと不思議ちゃんの方向へ飛んでしまったのが残念である。…
イタリアの都市とは隔離された村に住む住民のラザロの寓話的ヒューマンファンタジー。裕福さや幸福、労働や年月など落ち着いた作風ながら多くの余韻や余白が映される、美しい作品だった。
聖書をおそらく扱って…
知らなければ幸福か?
そういう主題だった様にも思う
隔絶された世界に幸福はなかったのか
解放された世界に自由はあったのか
ラザロの幸福とは何だったのか、とか
そういう話
奪う者は永遠…
悲しい話です。やるせない気持ちになります…、世の中は努力が必ず報われるわけでも、優しい人が必ず幸せになれるわけでもないのですが、それでも"善"であり続けることを強さと呼ぶんだろうと思います。でも人っ…
>>続きを読むイタリアの小さな山あいの村
小作人として働くラザロと村人たち🧑🌾
そこに雇い主である公爵夫人と
息子たちがやってくる
親に対し反抗的な息子タンクレディに
ラザロは気に入られ仲良くなっていく
なん…
静かで、まるで祈りのような、観終わってから、胸の中にぽつんと「希望と絶望」が一緒に残る、そんな作品でした。主人公ラザロは、無垢そのものの存在。搾取され、騙されても、怒ることも、疑うこともしない。その…
>>続きを読む©2018 tempesta srl ・ Amka Films Productions・ Ad Vitam Production ・ KNM ・ Pola Pandora RSI ・ Radiotelevisione svizzera・ Arte France Cinema ・ ZDF/ARTE