変化の過程
むずむずするような歯がゆさ、これを微笑ましいと感じられる年齢で触れられてよかった。
終始にじみ出る違和感。そして浮遊感。
子供目線の様に見えて、女性目線の「男の子」のお話し。
朗らかな…
このレビューはネタバレを含みます
西加奈子の小説を映画化したもの。
群馬県吾妻郡の四万温泉にある旅館の息子として生まれた小学生の男の子が、さまざまなシーンを通して再生(やり直す、切り替える)することの必要性や意味を考え成長していく…
すっごいよかった!剛の映画だと思って観に行ったんだけどそうじゃなかった。剛がたまに出てきて「あ、そうだ剛」みたいな。主役は、かつて子供だった人たちみんな。そうとも気付かず変わることを恐れていた思春期…
>>続きを読む小説、しかもファンタジーもありなお話しを映画にするって難しいと思いました。
子供から大人へ、身体の変化が顕れる時って、同性の親に対して嫌悪感を抱いていたら、尚更受け入れるのに抗いますよね。
そんな主…
原作はずいぶん前に読んで忘れていた部分もあり思い出しながら鑑賞。
この作品はほのぼのしているイメージがありますが、実はSFです👽
小学生男子の大人になりたくない衝動と身体が夢精したりする姿のズレに…
思春期特有の、大人になんかなりたくない!ずっと子供のままでいたい!
という甘酸っぱい気持ちを、懐かしい思いで観ていた☺
サトシ役の山崎光くん、梢役の新音ちゃんのみずみずしい演技がとてもよかった。
ダ…
桜の季節に観るのにちょうど良い映画。『ボーイ・ミーツ・ガール』な感じだけど、甘酸っぱさよりも不思議なふわふわが勝ってる。思春期の男の子はこんな感じなんだろうか。ストーリー的に劇的な起伏があるわけでは…
>>続きを読む西加奈子(福音館書店)