ノルウェーから依頼を受けた作品。あらかじめ用意された脚本はなく、即興的に、短期間で撮ったという。前作と違い、屋外シーンが多く、スタジオがないため、城砦内部で撮ったという。話は、小作人の息子が、地主の…
>>続きを読む実に素晴らしい。
馬とポツンとある家。自然光に照らされた見事なショットが終わりのグリフィス的な漂流流しよりも感動する。
ボートを引き取るために馬が川の奥まで進んでいった映画ってあったかな。
木漏れ…
惚れ惚れするようなショットの美しさ。
簡素に見えてここしかないというカメラ位置と編集のリズム。
ダンスシーンに、帽子くるくる、草原でのラブシーンと主人公カップルが幸せたっぷりにいちゃついてくれるのも…
シンプルな美術装置の造型。シンプルなプロット展開。しかし本作も奇跡的に美しい映画だ。こゝでも、ロング、フルショット、ウエストショット、バストショット等のカッティングは洗練極まりない。こゝぞ、という…
>>続きを読むなんでもない会話のシーンでも手前にお花が置いてあってハッとする。ただ丘から上がってくる人撮ってるだけなのにハッとする。どこ切り取っても絵になる、やっぱり非の打ち所がないぜドライヤーの兄貴...ベリッ…
>>続きを読むドライヤー監督が「あるじ」(1925)と同年にノルウエーに招かれて制作。ノルウエーの田舎グロムダル村のカップルが周囲の反対を押し切って格差婚を遂げようとする物語。未DVD化。
脚本を用意せず短期間…
“形式”の必然性に疑問を呈した寓話。
カール・Th・ドライヤー。
ドライヤーがノルウェーに於いて短時間で撮影したメロドラマである。
本作の筋は簡単で、其れのみを追うならば「小作人の息子と地主の娘の…
ドライヤーにとって『牧師の未亡人』(製作はスウェーデンだけど撮影はノルウェー)に続く2本目のノルウェー映画。脚本も作らず、セットもほぼなく、あっという間に取り上げた作品らしい。それにしては良い出来。…
>>続きを読む【『Midsommar』前夜祭に...】
大学時代、デンマーク映画について研究していて、当然ながらカール・テオドール・ドライヤーも観ていたのだが、この作品の存在を知ったのは卒業後であった。親友から激…