【これはお涙頂戴の障碍者映画ではない、1人の女性の成長物語。そして間違いなく大傑作】
37秒間。
この数字は主人公の女性が生まれた時に呼吸が止まっていた時間。それが原因で脳性麻痺で手足を動かせな…
2020年29本目。またしてもスコア5.0です。もうこれも仕方なしやむ無し。
障害がどうこうだけじゃなくて、娘の成長の話であり、性との向き合い方でもあり、事勿れで済ましたくなる部分まで確りと切れ込ん…
最近のマイノリティに関連した作品は障害を美化している、ノリで書いているような印象を持たれがちな部分があるが、この作品は必要以上にそうならないようにしつつ、締めるところはしっかり締める、抑揚のあるスト…
>>続きを読む実際の脳性麻痺の障碍者でもある佳山明さんが、挑戦的とも言える身体を張った演技を見せつけてくれた。
それだけ、リアルな日常の描写は、献身的な愛と、心のすれ違いや距離感、葛藤や不安、窮屈で抜け出せない思…
この映画が突きつけてくる問いは、“抑えつけられた未来への可能性”にどう抗い、どう挑戦していくか……と思いました。
脳性まひで手足に障害を抱えるユマの物語を追ううちに、その問いがじわじわと自分の胸に…
どんな境遇にあっても凛としていて、決して泣かない。素直な思いをゆっくりはっきりと話す。行動力がある。ゆまちゃんのたくましさに惚れる。
ゆかさんじゃなくて「私でよかった」という言葉には、ゆまちゃんの自…
最近のマイノリティを扱う作品はけっこう軽いノリというか、思っ苦しくならないように心がけているような印象を勝手に持っていますが、本作は必要以上にそうならないようにしつつ、締めるところはしっかり締める…
>>続きを読む(C)37Seconds filmpartners