【トランスジェンダーとして迎える
思春期の困難さ】
とにかく、凄い映画。
初めから最後まで、非常に痛々しい作品で、
それは、トランスジェンダーとして迎える思春期の、
困難さと、視野狭窄感が、とても…
バレリーナ志望のトランスジェンダー女性が、アイデンティティと周囲との軋轢に苦しむ姿を描いた「Close」ルーカス・ドン監督の長編作品。
本作の真に迫るリアリティは、ドン監督の演出は勿論、主人公ララ…
周りからありのままの自分を受け入れられることは望んでいなくて、あくまで身体が女性になった状態じゃないと自分を認めることが出来ないのが、辛いなと思った。
だからこそバレエの存在が実はすごく大切だったな…
クロースを観て、過去作品を。
ここまで説明なく、心理描写を描けるのは素晴らしい。
街中であるく姿、電車で揺れている姿、そしてバレエの練習姿、全てが内面と外見を表現されてる。
余韻が残る、心刺さる…
苦しくて儚かった!
ご本人はシスジェンダーで
役はトランスジェンダーで
批判はあったらしいけど
主人公の適役すぎだし、
ずっと不安そうな表情が
もう胸にズキズキきた...
お父さんがとても良い人で協…
まるでドキュメンタリーをみてるかのよう 演技も自然
バレエもしなやかではなく無機質に美しくて
こんなにLGBTQに寄り添ってくれる親て性転換もだし中々いないだろうな今の日本には
それでも彼女にはひび…
シャンタルアケルマンの某作品に雰囲気が凄く似ている。
同じくこの作品も日常を隅々まで追うことで徐々に主人公に感情移入させる。
だからこそラストシーンの衝撃は凄まじく、何とも言えない鑑賞後感を生み出し…
監督は"第2のグザヴィエ・ドラン"と称されるルーカス・ドン監督…初鑑賞です…。
作品を鑑賞中から感じる既視感!! 観終わって監督のインタビューを読みました…。
そう!! 既視感はアケルマン監督の…
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