ナディアの誓い - On Her Shouldersの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

上映館(4館)

ナディアの誓い - On Her Shoulders2018年製作の映画)

On Her Shoulders

上映日:2019年02月01日

製作国:

上映時間:95分

あらすじ

「ナディアの誓い - On Her Shoulders」に投稿された感想・評価

まさわ

まさわの感想・評価

4.0
生き残ったものの宿命と覚悟して、悪夢のような出来事を世界に知らしめるため、何度も何度も公の場で語り、そのたびに涙するナディアさん。決して慣れることなどない、深い痛みと悲しみが伝わってくる。
ななこ

ななこの感想・評価

4.7
泣いた。

私は移民や難民の問題に対して思考を巡らせるばかりで、なんの解決策や確固たる意見を生み出せないことが以前から悩ましく、半ばもはや考えることをやめていたところでの出会いだった。感銘を受けた。反省した。
恐らく日本に住む多くの人が、私のように移民や難民問題を自身に近いところに据えて考えることに難しさを感じているのではないかと思う。
そんな人達にこそ是非鑑賞してみていただきたい。
ShoOtani

ShoOtaniの感想・評価

3.9
最終日ギリギリに滑り込み
重い内容を淡々と紡ぐ

あの辺りの問題については「イスラム」よりも「クルド」を理解した方がいいのかなぁ……と少し感じた
鑑賞後にヤジディ教について簡単に調べてみたら、すごくためになったのでおススメです
fumikopa

fumikopaの感想・評価

3.7
ババールの涙を見た後にイスラム国つながりで見たやつ👀
あり得ない経験をしてしまったナディアは、世界各国で現状を訴えて助けを求め続ける。華奢な身体で。まだたった23歳で。
たくさんの人に質問され、同情され、励まされる日々の記録は、彼女の中身が全てに絶望している疲れた老婆のようにも感じる時があった。だからこそ最後のスピーチは、彼女の断固たる意志が力強く素晴らしかった。
まさか

まさかの感想・評価

4.5
終始胸を押しつぶされて涙が止まらなかった、ひとつには、大勢の人々がまったく理不尽な理由により虐殺され、10歳の女の子を含む多くの女性が性奴隷にされ、人身売買の対象にされてしまったという事実に。もうひとつは、自身を襲った悲劇と、それによる心的外傷に耐えながらナディア自身が世界に向けて語りかける努力を続ける姿に。

あなたは十分に務めを果たしたのだから、もう無理しなくてもいいんじゃないかと声をかけたくなる。でもナディア・ムラドはこう語るのだ。「(こうして世界中の国々の公式の場で繰り返し発言し、スピーチをすることは)私の年齢の人間にとって、とても大変なことです。でも私の村の人々が経験したことに比べれば何でもない」。

宗教の名の下に虐殺やレイプを繰り返すISISは、宗教を騙る狂人集団である。悪いのは宗教ではない。悪いのは宗教を騙り、それを利用して非道を繰り返す権力欲の怪物のほうである。2014年8月、イラク北部の山間にある小さな村(コチョ村)をISISが襲い、ナディアの人生は一変してしまった。異教徒であるヤジディ教徒の抹殺を目論むISISによって母親と6人の兄妹を殺され、自身も3か月間にわたり性奴隷として扱われたのだ。彼女だけではない。何の罪もない村の大勢の人が問答無用に銃殺され、あるいは性奴隷として売買されたり連れ去られたりした。今も行方の分からない村人が大勢いるのだという。

なんとか逃げ出すことに成功した彼女は、その惨状を世界に向けて語ることで、各国の指導者を動かそうとしている。しかし、メディアや国際会議の場で何度語っても事態はなかなか改善されない。それでも彼女は語り続ける。おそらく、語るたびに彼女は故郷で起きた惨劇を思い出し、その記憶にさいなまれているはずだ。彼女の目から涙が流れ落ちない日はない。そして、今でもISISから脅迫されているという。

それでも彼女は世界に向けて何も対策を講じないことの罪を指摘し、国際社会が事態を改善すべく動くまで、訴え続けている。ヤジディ教徒は世界に50万〜100万人いると言われるが、全世界で6500万人といわれる難民の中では少数派である。だが、ナディアたちが経験したのと同じような悲劇に見舞われている人々は今も絶えない。

ISIS掃討作戦と称して米軍を主体とした国連軍が仕掛けたシリア各地への空爆の巻き添えによる一般市民の大量死。アフリカの部族間抗争による市民の虐殺、ミャンマーのロヒンギャ族の例に見られるような異民族虐殺、古くはヨーロッパ各地のユダヤ人を対象にしたポグロム、ホロコーストなど枚挙にいとまがない。

だからナディアの祈りは、全世界の紛争被害者の祈りでもあるのだ。僕もまた、1日も早く世界からこうした悲劇がなくなることを祈らずにはいられない。世界中の人々にこの映画を観てほしいと思う。
ナディアは強い(強くあろうとしている)女性だけれども、瞳には決して消えない哀しみと憂いがあり、忘れられない。
よしだ

よしだの感想・評価

4.0
原題の『On Her Shoulders』を『On “Our” Shoulders』にできる未来になるといい。
pilotis

pilotisの感想・評価

2.9
過去よりも未来の話をしよう。

ドキュメンタリー作品としてどうこうというよりも、彼女を映画館で知れて良かった
彼女は微笑むことはあっても、心の底から笑う事はもう出来ないのだろうな
最後の最後に崩した表情が印象的だった
magnolia

magnoliaの感想・評価

4.6
なんでこんな遅いんや、が第一の感想
2014年の事件で、2017年に「調査することが決まった」だと?
政治家が「国とか機関とか大きいと、とにかく時間がかかるのよ」とか、どの口で言うん?

最近、宗教とか民族団結が人を”救わない”話がたくさん
でもまだ理解できない
まぁちっさな職場でも”派閥”とかできるくらいやし、その拡大版、と思うと、人は徒労を組んで喧嘩したがる生き物なので仕方ない、のか?
ドキュメンタリーが苦手なので
とても良かったのですが
満足感で言えば2.5点。

ババールの涙を未鑑賞なので
そちらへの興味は湧いた。
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