この気品に満ちた官能性は別格。ベートーヴェンとドビュッシーの「月光」と共に男達を魅了していくレオノール・シルヴェイラに見とれる。彼女の絶対的孤独を表象しているような、夜中に夫の部屋へ向かうシーン、過…
>>続きを読む映画というものは結局「画」の力なのだと痛感。
絵画のような色彩と手触り、計算されたアングル...上映時間に尻込みしていたが思い切って観て良かった。
ジェンダー感については現代のそれとは若干ズレるか…
ショットが緩い。
ナレーションが嫌いな訳ではないが、ナレーションで説明したことをその後にさらに視覚的に説明するショットが何度かくるのだが、それらのショットの強度が緩い。
たとえば、エマと甥がボー…
フロベールの「ボヴァリー夫人」をポルトガルに置き換えたアグシティナ・ベッサ・ルイーシュの原作をオリヴェイラが脚色した189分の作品。製作はパウロ・ブランコ。アブラハム渓谷はドウロ河にある谷。14歳の…
>>続きを読む服装を変えるだけで持てる雰囲気を一変して変え、エメラルドグリーンの瞳はかの者たちを吸い込むように。3時間、無駄と言えるシーンが本当に無いオリヴェイラの圧倒的な映画力に慄くが。緑や水色といった静(落ち…
>>続きを読む二人のエマの前に現れる三組の姉妹。不具の片足は片割れの欠落ゆえ?ジョアン・ペリが提唱する雌雄同体に由来する同性愛の論理はレオノール・シルヴェイラの密通を同性愛化するが、男女の区別を消滅させる『アワー…
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