あと何年かすれば隔離病棟に入れられてしまうかもしれない。そんなベニーは社会に受け入れられず、エネルギッシュに暴れ回る。確かに大人は、なす術もなく己の無力感に打ち拉がれる。
ただし、この映画はただ胸糞…
誰がために、そのシステムはあるのか。
「ありふれた教室」に続いて、ドイツ映画「システムクラッシャー」鑑賞。どうやら評判では胸糞映画だったらしいが、タイトル通り今、世の中に蔓延るシステムをぶち壊すよ…
親の愛情次第で多少変わるかもだけど、根本的な解決策は見つからないなぁ、、
ミヒャはあくまで赤の他人だし、家族が1番なのは当然。
希望を持った人にも見放され、最後はあのラスト。
(フランダースの犬かと…
大好きな母と一緒に暮らしたい。
愛を欲するベニーの悲痛の叫び、怒りや悲しみを浴びる。
何度も繰り返される苦しさと温もり。
無垢でコントロールの効かない怒りや喪失と交錯する大人の優しさと残酷さ。
…
このレビューはネタバレを含みます
主人公と付き添い人の2人の話になると思いきやそう甘くはない話で逃げる主人公を追っかけるのを諦めるシーンが印象的。どの施設の人も自分なら救えると思ったから受け入れた訳で。赤ちゃんに顔を触らせたシーンも…
>>続きを読む圧倒的な魅力で演じきったベニー役のヘレナ・ツェンゲルに拍手。
たびたび出てくる病院で拘束されながらこちらを見つめる瞳が、忘れられない。
終始ハラハラしたし、護るべき存在だとわかってはいても対応する…
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