松竹公式サイトには「島津保次郎の最高傑作とまでいわれるのが本作品」とか持ち上げられてるんだが、さすがにそこまで絶賛するほどじゃないけど、「佳作」という便利な褒め言葉がピッタリはまる。ハードル設定は低…
>>続きを読むさすが島津保次郎監督!気持ちのスカッとする勧善懲悪映画。しかし誕生日の席で「愛馬進軍歌」を笑顔で歌っているシーンには驚いた!まさかの軍歌。ただ当時広く愛唱された歌だから今の流行歌と同じように思えばお…
>>続きを読む島津の松竹最後の作品。脚本も島津。実直なサラリーマン、佐分利。彼の家庭は、妻と妹の三人暮らし。妹は貿易会社の秘書。婚期を迎えている。その妹が、来客の男性からプロポーズ。その男性は佐分利の会社の専務の…
>>続きを読む【昭和ドリームを掴むまで🌈】
戦前の松竹蒲田調を担った島津保次郎監督作品。昭和初期(太平洋戦争前)の庶民が思い描く理想的な家族像👨👩👧やジャパニーズ・ドリームなどが丹念に込められた名作。国策映…
丁寧に、繊細に、小市民の生活を描いている。佐分利信が街を歩くさまに、彼の孤独が現れている。冒頭はまるでフィルム・ノワールのようだ。家事労働をしっかりと見せる。細部への視点を忘れない。オフから音が聞こ…
>>続きを読む社会や人の決して美しくない部分と、家族のためにまっすぐ生きる人の美しさの両方を描いた一作。
後半くらいになってから話の本筋が理解できてきて、そうすると不思議と面白く観れる。扱うテーマがわりとシンプ…
島津保次郎の観る
兄が佐分利信で妹が桑野通子
兄の嫁が三宅邦子。兄勤める
会社のゴタゴタと妹の縁談。
安定の松竹印映画
深夜帰宅する黒づくめの佐分利信を後ろ
から追い掛けるハードボイルドなオープ…
2024/1/17
妻・あき子、妹・文子と三人暮らしの間宮敬介。仕事はきっちりで専務の碁の相手をしていることから、社内でやっかまれているのが何とも哀れ。と同時に、妬み嫉みはいつの時代でも一緒だな、と…
【1939年キネマ旬報日本映画ベストテン 第4位】
『隣の八重ちゃん』島津保次郎監督作品。大船撮影所で撮った松竹での最後の作品。
面白かった。『兄とその妹』というタイトルからてっきり室生犀星の小説…
松竹株式会社