初めてアルモドバル監督作品を見たのは、大学1年生のころ「バッドエドゥケーション」を見たときで、スペイン映画というものが経験値なさすぎて激しくてドロドロで別世界すぎてこんな人種の中に自分飛び込んで留学…
>>続きを読むこれ、アルモドバルの私小説的映画。
冒頭のタイトルデザインが、円谷プロの「ウルトラQ」や「ウルトラマン」のタイトルデザインを彷彿とさせる。(マーブル模様なあの感じね。)
タイトルにもあるように、痛…
生きる意味を見失い無気力になっていた映画監督のサルバドールが身心の痛みと後悔に向き合って再生するまでの物語
身体の痛みを和らげるためにヘロインに手を出してしまうサルバドールは小さな村で過ごしていた…
アントニオ・バンデラスがいい意味で枯れた感じに歳をとっていて驚いた
時折昔の記憶を思い出して目尻に涙が滲んでいる彼の姿に心打たれるものがあった
過去の自分への克服、赦し、発見
この作品にはそんなもの…
この物語には3人の人物との再会がある。それは、同じ作品に携わった盟友、かつての恋人、そして過去の自分。
それぞれの思い出にまつわる心の“痛み”を抱えていたサルバドールは、再会によって相手と向き合う機…
©El Deseo.