もみの家のネタバレレビュー・内容・結末

「もみの家」に投稿されたネタバレ・内容・結末

丁寧に。

素直に。

邦画らしい世界。



緒方直人さん、好きと思います。
南さん、素直な、爽やかな演技、素敵です。
渡辺さん、出番少ないですが、流石です。


大人の引きこもり。

少し美しく描きすぎの面も否めませんが、見る価値あると思います。

家族で見られる、家族に見て欲しい、そんな作品でした。
登校拒否の女子高生が田舎暮らしを通じて立ち直る。ちょい年上男性、伝統芸能、おばあさんの死、出産を見るのを経験するが特にドラマティックなことは起きずゆっくりと話はすすみ、彼女も成長し、母親に感謝し、最後高校に登校しておわり。一緒に生活する人が大事な気がします。ていねいな映画でしたー
主人公 本田彩花役の南沙良が映る角度や光によって、広瀬すずや有村架純、土屋太鳳、長澤まさみに見えて、この人はすっげぇ画になる、映像に映える人だなぁと思った

物語は春夏秋冬に沿って展開していく予想ができる典型的定形的でベタな話だった
そうは言っても体は素直で泣いてしまった
頭で思い返すと、もうちょいヒネリが欲しかったなぁと思った
半年間不登校を続けていた東京の女子高生は両親のすすめで問題を抱える若者が集う「もみの家」で共同生活を送ることになる。田舎での慣れない他人との暮らしに戸惑うヒロインだが、周囲の人たちに支えられて少しずつ心を開き、自分と向き合うようになっていき......という話。
舞台が僕の実家の富山県ということもあり鑑賞。

派手な事件や大泣きできるエピソードはほぼ無いなのにしみじみと感動できる良作。

いわゆるフリースクール・支援学校を題材にした作品なのだが、ヒロインと共に暮らすもみの家の仲間の過去はあまり掘り下げず、あくまでヒロインの成長をじっくり描くことに集中していて、そのために全ての要素が存在しているような印象を受けた。

東京では親や同級生らと折り合いをつけることができず、最初は冷めた性格で挨拶もできないようなヒロインが、もみの家では責任と役割と仲間に囲まれて、戸惑いつつも徐々に笑うようになる。会話を交わすようになる。もみの家に馴染んでいく過程を大げさな出来事無しにヒロインの表情や行動の微かな変化だけで自然に表現している点が良かった。
中盤からはヒロインが社会へと巣立つ道すじが描かれる。お世話になった近所のおばあさんの死で落ち込むヒロインが、もみの家の奥さんの出産に立ちあうことで未知の感動を知る。やがて母とも和解して高校に復学する。この流れが冬から春へ変わる季節の中で語られている点は実に上手い。
もみの家の教育方針もよく考えられていて感心させられた。共同生活での小さい輪から、農作業やお祭りなどの地元民とのふれあいを通じて社会と関わりをもたせようとする。主催者は各人の成長過程に応じた課題を用意していると感じた。
主演の南沙良は繊細な役柄を見事に演じていた。最後のヒロインの顔の輝き方が冒頭とはまるで違うことに驚かされた。

登場人物がちゃんと富山弁で話しているのは好感が持てた。
「迷惑をかけないように」「しっかりやりなさい」という言葉が、知らず知らずのうちに相手を窮屈にさせているのではないか。


学校に行けなくなった主人公は、追い打ちのように母からその言葉を言われ、心を閉ざしてしまう。
「もみの家」のお母さんが、「出産の時痛かった?」という主人公に対し、「痛いなんてもんじゃないよ、それこそ一思いに殺して欲しいぐらい」と返事した。このことで自分も、母のお腹から生まれた子どもであることに気づく。また、「もみの家」で農作業や、他の人たちとの共同生活を通じて、脱穀された後の稲のようにかたい「もみ」が徐々に取れていったように思う。

主人公にとって一番大きな出会いは、「おはぎ名人」との出会いであった。おはぎ名人と交流を深めることで、他者との触れ合いの楽しさや、主人公にとっての「家族とは何か?」という疑問に対する考え方を学んだ。
特に、おはぎ名人の葬式のシーンで主人公が、亡くなったおはぎ名人の長男に言った言葉が印象的であった。
「おばあちゃんは迷惑なんてかけてないよ」
葬式の前後によく聞く「この度はご迷惑を…」という言葉に対する彼女なりの反抗であり、また、迷惑をかけるなとずっと言ってきた母に対する反抗でもあったのだろう。

「迷惑をかけるな」「しっかりしろ」という言葉は場合によっては大切だと思うが、その言葉をかける前に相手がどんな状況か、その言葉をかけたらどうなるかについての想像を欠いてしまったら、それはもう呪いの言葉でしかないだろう。
その意味で、主人公の側から歩み寄るのではなく、両親(特に母)の側からも、これまで自分がかけてきた言葉の重みや、主人公の気持ちをあまり尊重できなかったことに対して何か言葉をかけるシーンがあればよかったなあと思った。最終的に主人公は学校に行けるようになり、両親が喜ぶのだがその終わり方ではむしろ、親の言葉が正当化されるのではないかと思った。
ド殴り書き適当メモ

・親子関係がめっちゃリアル。
母親「迷惑かけちゃダメよ」
母親、車に乗ってもみの木行く途中に寮父がポロッと口にした「2年間馴染まなかった奴もいる」っての気にして、面談の時にその話題出すとか。リアルだな。
彩花が父親には偉そうに言えるけど母親にはあんまり言えない。母親のこと「あの人」って言うとことか。
・インキャ扱いされてる彩花と、もみの家のみんなとの温度差ある時の感じがリアル。泥に突き落とされて、「やっちゃった…」ってみんなに思われながら一人でどっかいっちゃうとことか。
・中村蒼さん。ちょっとやんちゃで人懐こくてインキャからしたら憧れるけどちょっと距離置いちゃいそうだな感のお兄ちゃんうまー。声良ー。彩花の事情聞いた後に、それにコメントせずに間髪入れずに自分の虐められてた経験話すの良いなー変に分かるよとか言われてもムカつくだけだもんな。個人的には、兄ちゃんに告白しなくて良かったと思う。そこでしちゃうと青春感出ちゃうもんな。そういう映画じゃないから。
・太見のおばあちゃんの家、葬儀後に行くシーンが1番泣けた。タオルかけられた農作業のセット見て、彩花は序盤に自分の涙拭ってもらったこと思い出したのかな。

・出会いと別れがいっぱいあった。
1 寮父母、みんなと対面(出会い)
2 田んぼの兄ちゃん(出会い)
3 兄ちゃん引っ越す(別れ)
4 おばあちゃんと再会(出会い)
5 もえ退寮(別れ)
6 おばあちゃん亡くなる(別れ)
7 寮母の出産(出会い)
8 新しい女の子来る、学校行き始める(出会い)

(時系列間違ってるかも)
特に本人にとって悲しみの深いおばあちゃんとの別れの後、真逆の、生命の誕生を持ってきたのは一気に生きることについて考えさせるためだろな。

・所々寮父母の臭いセリフが気になったけど…この映画はこれでいいのかな。とも思った
この作品の中に流れる時間というか雰囲気がすごく素敵だと思った

あやかがもみの家にきたばかりの頃、しんどいことがいっぱいあったはずで、泣きたいけどもみの家のメンバーは心の距離は遠いけど生活は近すぎるし、親にはたぶんそんなところ見せたくないし泣ける、自分の想いをぶちまけられるところがなかったんだと思う
けど、田んぼの作業の時に伴ちゃんに泥だらけにされた時に泣いちゃったのは、太見のおばあちゃんに会って「〜しなきゃいけない」「〜でなきゃいけない」とかまわりの要素も含んだ心配じゃなくて、ただただあやか自身を心配してくれてたからなんじゃないかなと思った

お母さんからたぶんずっと「迷惑かけちゃだめだよ」って言われてきて、高校でまわりの反応ばかりうかがっちゃってたのは無意識にでも迷惑掛けないようにって考えてたのかなって思って、そんなあやかがおばあちゃんのお葬式で「母がご迷惑を〜」って言った息子に「おばあちゃんは誰にも迷惑掛けてないよ」って言ってたのがすごくきた
あやかの変化はおばあちゃんの死とか出産の立ち会いとかも絶対あるけど、その土台として日々のもみの家での暮らしとか農作業とか毎日のごはんとかがあるんだろうな〜

すごく素敵な作品でした
自分の大切な人たちに観せてあげたくなる作品だと思います
生意気な言い方だが、リアリティのある演出意図を感じ、逆にとても不自然に感じた。撮り方が良くも悪くも教科書的な映画の撮り方をしていて、それで演出が浮いてしまって、合って無いように思う。
映画はやっぱりカットを割ったりする時点でどうしようもなく嘘(この嘘はネガティブな意味では無いです)なので、多少変な台詞でも良いと思ってるんだが、どちらにせよ、監督の演出意図と出てきた画は違うベクトルな気がする。
獅子舞のくだりで太っちょの男が最後まで無視されるのはリアルっぽくて好き。
そもそもなんだか良さげなキャラが集まった家なんだからそれで話を広げればいいのに、傷ついた少女が田舎で人の死と生命の始まりで成長するなんて使いまわされた話の手法にする必要あるのかしらん?

不登校の少女が若者を受け入れる施設に入り
豊かな自然や人々と触れ合いながら少しずつ成長していく物語。
こういう話はままあると思うけど、この作品はひとつひとつの出来事をしっかり、噛みしめるように描いてとても惹かれました。

最初は下ばかり向いてどんな顔をしているか分からないほどだったけど、だんだんと顔が上を向くようになって、笑顔が多くなって。
やっぱり環境って大きいなと感じた。

汗や泥まみれになる農作業や少しの間の淡い恋。
以前の自分では挑戦しなかったであろう獅子舞の演者。大切な人の死と新たに産まれた命。様々な経験をする内に彩花は変われた。
そして、彼女は自分で決断するようになった。なりたい自分のために。

あたたかさに触れて涙が止まらなかった。
主演の南沙良ちゃんがいい演技をしてたな~。
正直ラスト淳平との再会を期待してたけど、少し残念!
佐々木すみ江さんのシーンで泣けた。

しかし本編は、予定調和過ぎ。
そのシンプルさが高すぎる評価に繋がっているのか。

主人公は、すみ江さんの死や寮母の出産に立ち会わなかったら母親への感謝も湧き上がらなかったかも。
だとすると、それまでの農業体験は一体何だったのか、と思った。

立山の田んぼの夕焼け、最高。
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