広島。
高校生で17才のハルは、叔母と2人暮らし。
9才の時に岩手県の大槌町で被災した過去を引きずって生きている。
叔母は大槌への帰省をうながすが、ハルは心の準備ができていない。
だが、とある出来事…
震災だけでなく広島の豪雨被害や父が入管に収容中のクルド人家族など様々な境遇の人々。多様化した日本で現在進行形の今を突きつけられる。伏し目がちだったハルはあんなふうに笑うんだな。喪失感は簡単に拭い去れ…
>>続きを読む長回しを多用した独特の撮影手法で役者の演技が極めて自然なのが好印象。特に主演のモトーラさんは大変だったろうなとあれを何なくこなしてたのならすごい。西島さんが再び広島からドライブ・マイ・カーしてたのが…
>>続きを読む何はともあれモトーラ世理奈すばらしすぎる。顔の存在感と芝居自体の良さ。ロードムービーの中で重層的に様々な問題を描いていく手管も良い。ドライブ・マイ・カー以前の作品だが西島秀俊がまた車を運転していてに…
>>続きを読む台詞/
「じゃあな、ハル」
「ハルカ…私の名前。春に香るって書いて、ハルカ」
「…じゃあな、ハルカ」
「ありがとう」
「大丈夫 …大丈夫」
主人公はハル 高校生
2011年に唐突に空いた心の穴を埋…
人の温かさ。助け合いの精神。
心温まるものではあったけど、果たして、若く将来のある女性でなくとも同じことが起こるのかは疑問が残る。
とはいえ死別、その他色々な理由で家族と離れ離れになって苦しんでる人…
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