どこを切り取っても絵画のように美しい作品。
主演二人に目が奪われがちだけど映画中盤女主人が不在の館でメイドの女の子も加わって三人で戯れ合う姿が微笑ましい。
メイドさんは望まぬ妊娠で中絶を考えてい…
深い余韻を残すラストへと導くストーリー構成、重厚で静謐な映像美が堪能できる。2人のヒロインを通して、芸術が人の感情を揺り動かし、高揚させてくれることをストレートに教えてくれる。ラストで奏でられるヴィ…
>>続きを読む「あなたが私を見つめているとき、私もまたあなたを見つめているのよ」
画家とモデルは、見つめる主体と見つめられる客体という関係ではなく、互いに「見つめ合う」関係にある。
マリアンヌ(ノエミ・メルラン…
描く女と描かれる女
閉鎖的な空間のなかで
初めて知る
新たな感情への喜びと疼き
相手の些細な変化も見逃すまいと
一瞬に注がれる
描く女(マリアンヌ)の その
熱を帯びた熱い視線は
彼女を描く線…
多くを表情に出さないけど秘めた想いが熱い、そんな二人の演技が素晴らしく、ストーリー展開も少しずつ少しずつ高まって、とても綺麗な形でエンディング。
主な登場人物が全て女性で、それぞれの心の動きがなんだ…
結婚、出産、職業(ラストシーンの主人公の会話)などあらゆる面で女性の人権について確立していない時代背景で女性同士の恋愛を描くフェミニズム映画、前編を通してこんなに女性しか登場しない映画は初めて。
序…
「~1:09 女には制約があります そのせいで画題も限られます」「1:53:10 父の名で私が書きました」男性優位な18世紀フランスで女性として生きることの閉塞感が伝わる。だからこそ女性しか登場しな…
>>続きを読む(c) Lilies Films.