敬意と恐怖を履き違えた大人が暮らす街。警官という権力者からの視点は遊びと犯罪のボーダーを軽々と行き来する子供を"教育"する。問題解決の暴力の手軽さに傾倒し大人が倫理を放棄した世界では警官と市民の距離…
>>続きを読む監督のショートフィルムは観たことがあり、ずっと気になっていた存在だったのでシンポジウム付の試写に参加。今年入って17本目の映画でしたが度肝を抜かれた。パラサイトと年が違えば、確実にカンヌもオスカー国…
>>続きを読むよくある展開かな、と思ってだらけてたら最後30分で完全に度肝抜いてきた。扱っているテーマもご時世的にタイムリー、(たしか)パリの最近の年金デモでは20人近くが警官の正当化された暴力によって失明したり…
>>続きを読むシンポジウム付き試写会にて。
フランスはパリ郊外の深部を抉った社会派ドラマ。怒られそうな表現で無理やり纏めるなら、物凄くリアルな『トレーニング・デイ』
ポスターや予告からは『パラサイト』や『ジョ…
シンポジウム付試写会にて。
見た後しばらくは言葉を発せなかった。それくらい私達に容赦なく、いくつもの問いを投げかけてくる。丁寧な説明はない。観る側の無知や無関心を気付かせようとしているかのよう。シ…
このレビューはネタバレを含みます
鶏や子ライオンの窃盗といった子供じみたいたずらを繰り返すイッサ。覗き見興味のドローン小僧。予期せぬ出来事が全て交差してしまった時に、鬱積した怒りが堕落しきった警察と政治家に向けられる。最後にイッサが…
>>続きを読むレミゼじゃないレミゼ
レミゼの舞台となったフランス・モンフェルメイユでは今もまだ悲劇は続いていた…
フランスといえば、華やかなパリなどのイメージが多いが
都心から少し離れると景色は一変する。
…
試写会に行ってきました。
「レ・ミゼラブル」と言えば有名なあの作品を思い出す方が多いと思いますが、それとは違うとても衝撃的な作品。
パリからわずか15kmしか離れていないモンフェルメイユは移民や…
ヴィクトル・ユゴーのレミゼではなくて、舞台となった街モンフェルメイユの今を描いた社会派な作品。
貧困、格差、移民、宗教など現代の社会や政治に関する問題をリアルに描き、見たものに突きつけられるメッセー…
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