このレビューはネタバレを含みます
イスラム教の中でもゴリゴリの過激思想に染まった少年の物語。
ダルデンヌ兄弟の冷静な視線で淡々と少年の日常を描く序盤からとにかく不穏で、先生を刺しに行くところで爆発し、中盤は少年院での暮らしで、ある…
クライマックスで起きると思っていた事が割と前半で起こる。ダルデンヌ兄弟はそれが起きるかどうかよりも、一線を超えてしまった彼のその後をこそじっくり見つめて寄り添う。
頑なだった少年の心が解ける契機が…
社会的な弱者を描くダルデンヌ兄弟監督作品。今回は移民を背景にした「狂信」がテーマ。
ヨーロッパで社会的な弱者を題材とするのであれば、移民は避けて通れない。これはアキ・カウリスマキ監督もそうですよね…
13歳の少年がイスラム教過激派の信仰に傾倒し、ある日事件を起こす……。まるでドキュメンタリーを観ているように淡々とお話は進んでいく。本来のイスラム教は、もっと寛容なはず。だけど、預言者による解釈が加…
>>続きを読む© Les Films Du Fleuve – Archipel 35 – France 2 Cinéma – Proximus – RTBF