少女の髪どめの作品情報・感想・評価

少女の髪どめ2001年製作の映画)

BARAN

製作国:

上映時間:96分

ジャンル:

3.7

「少女の髪どめ」に投稿された感想・評価

無

無の感想・評価

2.8
昔のチャン・イーモウのような、最低限の事しか喋らず笑わないところはアキ・カウリスマキのようなそんな作風の映画。

明らかに耐震性と耐久性がヤバそうな完全にハンドメイドのレンガ造りのビルの工事現場で働くお人好しな青年の、一人で勝手に始まって自分の中だけで終わる、見てるほうが痛くて辛くて恥ずかしくなるような恋の話。
ある日やって来たアフガニスタン出身の少年に自分の仕事を奪われ逆恨みし、しょうもない嫌がらせをしたりするが少年が実は少女だった事に気付き、それを境に少女に恋をしてしまう。
いや、谷村美月似のどう見ても少女なんですが…
主人公の不器用さといったら高倉健を1000人集めても足元にも及ばないレベル。
恋は盲目という言葉がぴったりの作品。

あのナンみたいなペラペラのパンは食べてみたくなる!
追記:チャパティというらしい。
(2001年、イラン) (2013/01/17 DVDで視聴) 見返していたら好きになった。奥ゆかしい表現が多いので、一回見るだけだと気づかないことも多い。劇中、台詞は少なく、特に主人公、ナティフとヒロインであるバランには、一切会話がない。表情や仕草だけで伝えるのである(素人とは思えないほど…!)。バランが実は女の子と分かる場面は、「野分」(『源氏物語』)を彷彿とさせる。アフガン難民の問題も克明に描かれ、ナティフは犠牲的な愛をバランに捧げるが…。ヒロインの本名、バランはペルシア語で雨という意味もあるらしい。だからこそ、ラストで雨が降ったのだろう。 
mmmmmovie

mmmmmovieの感想・評価

3.5
イランの監督が描くイスラームの世界。描かれる貧困層、仕事を選ぶことができない移民たち。神秘的な女性の空気感が布一枚で表現されたり、ブルカをかぶる瞬間の緊張感など、繊細な描写が心に残ります。文化が全く違うのでそれだけでなかなか面白いけど、邦画だったらこうはいかないだろうなぁと思うのでした。
イランの景色や街並みが好き。
夜の繁華街の電球の色や夜景の色も最高に異国情緒を感じます。

しかしストーリーはどうなんでしょ。
僕にはストーカー映画にしか見えなかった。
最後のブルカを被るシーンが印象的。

このレビューはネタバレを含みます

難民で埋め尽くされたイランのとある工事現場で生まれた
一人の男ラティフの無償の愛の物語♡

台詞はあまりないですが映像だけで
キャラクターの個性や感情が伝わってきます✧

一人の人間の様々な表情や態度。

環境や状況、国やその人間によって
手助けの仕方や愛情表現も様々。

厳しい環境下で出来る愛情表現は
ラティフ✧バラン✧そして乱暴な現場監督それぞれに
全く違う形をしたものだったけれど
それはどれも最大の惜しみない愛だった。

“一瞬の微笑み”が
バランの最大の愛情表現。
 
淡くて儚くて美しいけれど
そうせざるを得ない状況下という現実が
あまりにも残酷過ぎて。

選択の自由も無い厳しく複雑な状況下で生きる彼らに
人間の根本をまた教えられた。
私達は選択し放題の恵まれた環境にいるのに
何故彼らみたいに心を温め合えないのかな。
贅沢は心を乏しく鈍感にするのかな。

「世界中が愛によって支配される日を願って」 
          ―マジッド・マジディ―
三畳

三畳の感想・評価

4.3
劣悪な労働環境で、きらりと光るものは熱いガラスコップのお茶と、肌のツヤと瞳だけ
きっととても女性的な感性を持った監督なのか、繊細な心の揺れ動きを布のはためき1つに表すなどのシーンをめいっぱい増幅して響かせていてそれに完全に共震できて引き寄せられる
言葉やサウンドをほぼ全く使わずに絵で表す

また想い人が見るからに冷たい川で重い石を運ばされているところを、遠くから見つめてあの喧嘩っ早かった青年がはらはらと涙を流すところなどなんて愛情深いんだろうと思った
心きれいすぎる
パスポートを手放してまで献身した結果「見ようによっては」ぐらいの、ごく、ごく淡い最後の少女の微笑みと、車が去った後の道をいつまでも眺める、写し続ける余韻
すごい映画です。好きな人はメルヴィル監督「海の沈黙」も見てほしい
かめの

かめのの感想・評価

3.2

イラン映画とこの監督が好きなので、鑑賞したけど、少年が少女と分かってから色気づく青年の行動が正直気持ち悪い。

純粋な恋を狙ったものなのかという気もしたが、音楽がサスペンスさを増させて、余計に意図を分からなくさせる。

少女の立場からしたら、不気味だと思うんだけど、恋愛ってこういうものなの?だとしたら、怖いんだけども。こっそり見るのも、変な演出だし。

だから最後まで、頭はハテナでした。
ち

ちの感想・評価

4.5
恋は、愛は、こんなにも繊細にイスラームの戒律の中で描かれるものなのか。好きな人には笑っていてほしい。そんなささやかな気持ちの美しさを再び信じさせてくれる映画だ。愛の力によって支配される世界を今再び夢見よう。

ハッとさせられるゴリゴリのカラコレと構図意識。バチッとルックの決まった画面を見るだけでも意味のある映画です。
少女が雨の中残した足跡にすら主人公の胸は締め付けられる。社会全体が極限の貧困の中、密かな恋が深い愛へと移り変わる様子が強く心に残る。
1号

1号の感想・評価

4.3
あぁこの監督は、なんていい映画ばかり撮るんだろうと胸をいっぱいにした、確か渋谷の映画館。後ろの席に、当時相当売れっ子だった小西真奈美がひとりで観に来てて、彼女の好感度が急上昇した思い出。
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