常盤司郎監督脚本、監督の作品。
再婚した2つの家族が1つの家族になる。
物語はその父ヒトシの通夜から始まる。
通夜に来るはずの仕出しを再婚したアキコは断り、ヒトシに頼まれたと言われる料理を出す。…
連れ子がいる者同士の再婚。
父・日登志(永瀬正敏)には美也子と麟太郎。母・アキコ(斉藤由貴)にはシュン。
5人の生活が始まる。
食を通して家族になっていく。
ぎこちなかった関係が段々仲良くなってい…
煩わしいと感じる家族との時間、でも時に愛おしく思える家族との時間。
思い出の料理とリンクされた記憶が自分の中でも蘇り涙が止まらなかった。
家族が同じ方向を向く瞬間は思い返せばひとときのものであり、…
常盤監督の作品は、
いつも余白がある。
見る人に、
なにかを委ねてくれる。
そういった作品作りは、
一歩間違えると、ぼんやりした
作品になりがちだが、
監督のバランス感覚はすごい。
監督の想いと…
普通のこと
父の通夜。親戚も集う中、通夜振舞いの弁当の代わりに母は目玉焼きを運んできた。それは父が初めて子供たちに振る舞った手料理だった。
家族という枠の中の空白が埋まっていく。
男同士、女同士…
カメラマン東麟太郎は父・日登志の葬儀のために故郷に帰ってきた。
姉・美也子と準備をする中、母・アキコが通夜ぶるまいは自分で作ると言い出した。
通夜に出席していた親族たちが期待して待っていると出てきた…
静かに父親の優しさを描いていて良かった。
最後のオチも、ホッコリ。
ただ、長男がなぜ家を出る必要があったのか理解できなかった。
あと細かい部分だが、舞台は九州なのに、ロケ地はほぼ信州という謎。
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©2019 『最初の晩餐』製作委員会