アマプラでクストリッツァの初期作が観られるなんて思わなかった
旧ユーゴスラビアの家族と次男坊ディーノの初恋を描いた物語
共産主義を信仰する父親が最初は煙たい存在だけれど実は子煩悩で愛情深く映る
…
父親が死んですぐ自転車が届いてニコッと笑う末っ子がよかった。即物的に生きて行けよ少年。
デビュー作やのに全く気取らずクストリツァらしさも見られるけどまだコメディ要素は控えめ。酒と音楽はすでに出てくる…
2025/356本目
初のユーゴスラビア映画を鑑賞。共産主義国の映画は独特の雰囲気があった。映画全体の雰囲気は暗く、どこか陰湿だった。ロック調のイタリアの歌が流れていたから、少し共産体制が緩和したの…
途中から父親が俄然良くなる
彼の眼差しひとつひとつに意味を探してしまう
もしかすると、はじめから良かったのかもしれない
そう思った時にはもう息子には確認する術もない
きっと、それを繰り返しながら親と…
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映画鑑賞メモ
20250903
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_Do You Remember Dolly Bell?
_Directed by Emir Kusturica
_娯楽★★★☆☆
_前衛★★★★☆
_瀟洒★…
低予算の習作として手堅い造り演出の中で、印象に残った箇所がある。
物語のクライマックスは、主人公ディノ(スラヴコ・スティマツ、1960年生、『アンダーグラウンド』にも出演)が、初恋の女性であるドリ…
頑固で横暴な共産主義者の父親と、ほろ苦い青春や離別を経て成長していく息子の物語。酔っ払うと寝ている子どもを叩き起こして政治談義や説教をし出す厄介な父親だけど、息子の成長を見守り、背中を押すところは良…
>>続きを読む共産主義に傾倒する横暴な父親や近寄ってくる不良たちと若干の距離を置きながら主人公が思春期特有の危うさを持ったままふらふらする。冴えない彼がちょっとずつ成長する様、ぼけーっとしていた表情に艶っぽさとか…
>>続きを読むFilmski Centar Sarajevo