江戸時代中期に刊行された上田秋成の『雨月物語』は各編が柔らかくリンクするオムニバスなのだという。そこから取った怪談に、他の作家の物語を組み込んで脚色したのが、溝口健二の『雨月物語』であるらしい。
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「旦那に余分なお金を渡すとろくなことがないよ」と昭和の時代のおばちゃんたちから聞いたことがあります。
まさにこういう事ですね。
人間の欲望と業が描かれ、妻子を大切にせよという教えが込められていました…
京マチ子の表情やばーー!
そして、田中絹代のお芝居もすごい。そこまで顔が華やかなわけではないのに、とってもお芝居が細やかだし、常にひとつひとつの物事に反応して動いているし、田中絹代が往年の大女優と呼…
「貴方さえいれば他には何も…」
グッ、切ない!
バッキバキに決まってる絵。
どれだけ構図に時間をかけてるんだろと想像してしまう。
しかもCGが無い時代のシームレスなロケーション場面転換で「ギョッ」…