戦争で心や体に癒えない傷を負った彼女、彼ら。時に慰め合い時に攻撃的になり、でも暮らしていこうとしている。
けっして明るいストーリーではないのだけれど、色がとても印象的。彼女たちのまとうしっとりとした…
1945年、復興が始まるレニングラードを現在の視点からいかに描けるのか、というのはおそらく大きな課題だっただろう。大祖国戦争とその時代を主題とするソ連・ロシア映画は数多く、そのなかで本作の特徴を挙げ…
>>続きを読む意表を突く演出、繊細な心理描写、20代でこれを作り上げたとは衝撃しかない。
作品の質を引き上げているのは衣装で、シャツの質感やヨレ具合、コートのサイジングやスタイリングなど非常に計算されている。そし…
BIFFレポート⑨[戦争は女の顔をしていない] 100点
1945年のレニングラードは復興の最中にあった。復員した傷痍兵たちで病院はごった返し、人々は狭いマンションに身を寄せ合い、戦争には一応勝利…
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