このレビューはネタバレを含みます
2019年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で監督賞を受賞し、国際的に高い評価を得た。
1945年秋、第二次世界大戦終結直後のレニングラード(旧サンクトペテルブルク)。
街は飢餓と寒さ、そしてレニン…
人生で1度は行きたいと思っているレニングラード(現: サンクトペテルブルク)
イーヤの白い肌と綺麗なブロンドヘアに緑色の服を着た時の美しさが忘れられない、、
戦後の苦しい生活の中、なんとか生きる…
序盤は戦争で傷つきながらも懸命に生きる人々の姿に和むんだけど常に緊張感があって徐々に戦争で蝕まれていった身体や心が浮き彫りになっていくのが観ていてしんどい。
戦場のシーンを描かず戦後の日常を描くこと…
戦争において人命は軽んじられあっという間に消えてしまうが、戦中/戦後の生命の誕生・維持のハードルは恐ろしく高い。それを女性2人の目線から静謐に、一種の諦観が含まれているかのように描かれる。どの人物も…
>>続きを読む緑と赤。生々しく心身がジンジンと痛む様な作品。やや冗長的だが其々の思惑や心理描写が遺憾無く表現されている。戦時中と言う条件がより関係性を複雑にしているだけに其々が出会った時代が異なればまた全く違うス…
>>続きを読む“私の中はからっぽ。”
カンヌ国際映画祭ある視点部門で受賞。彼女達は言葉ではなく沈黙で語る。第二次世界大戦の前戦で戦っていた女性二人。終戦後も続く彼女達が本当に戦っていたものが徐々に明らかになって…
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