ランド・オブ・ホープの作品情報・感想・評価

ランド・オブ・ホープ2018年製作の映画)

Oma maa/Land of Hope

上映日:2019年11月09日

製作国:

上映時間:108分

ジャンル:

3.5

「ランド・オブ・ホープ」に投稿された感想・評価

すー

すーの感想・評価

4.0
フィンランド映画祭にて。

負傷兵ヴィエッコと裕福な家庭で生まれ育ったアンニが恋に落ち、なかば駆け落ちのように負傷兵や土地を奪われたカレリア地方の人々のために国が与えた土地で新生活を始める。若さに身を任せて愛があれば大丈夫と新生活を始めるふたりに大丈夫かな…と不安だったがこの2人が、というよりお嬢様のはずのアンニがめちゃくちゃタフで強い子でビックリさせられる。

しかし、何もかも順風満帆というわけでなく。様々な困難を経ても強く生きる人々の強さに心打たれる。何にもない、ただ森が広がっているだけで寒い場所を自分たちだけで開拓しろだなんて酷な話だよなあ。

アンニの強さとは対照的に父親の影、戦争のトラウマを抱えた脆くて繊細なヴィエッコも良かったな。
nccco

ncccoの感想・評価

3.0
@フィンランド映画祭
資金集め含め10年かかって仕上げたという歴史大作。
戦争を通じて知り合ったアンナとヴィエッコの愛の軌跡が豊かな大自然の中描かれる。

いつの時代もオンナは強いもんだがこの作品に出てくる女はみんな非常にたくましい。監督が終了後のティーチインにて、「戦争中男は外で戦ったが女は国内で闘っていた。男のいない社会は女で回っていた。そういうところを描きたかった」と言っていて納得。
主演のオーナさんが、チャーミングで素敵でした。
た

たの感想・評価

3.9
フィンランドでの度重なる戦争が終わりかけた頃。

この映画の監督、マルック・ポロネン氏の出身地でもある北カレリア地方が舞台の物語。

奇襲を受けて死んでしまった兄を持つアンニと、アンニの兄と共に奇襲を受け、背中に銃弾を受けながらも生き延びたヴィエッコの関係を描く物語。

帰還し一文無しであったヴィエッコはアンニと出会うことで湖畔の土地を国から借りる。原題:Oma maa (=我が土地)の通り、我が土地(=祖国)と我が土地(=国から借りた土地)を守って行く2つの立場が描かれる。

隣り合うドイツやロシアといった大国、スウェーデンなどの影響で大きく揺さぶられ国土の奪還と独立の戦争があったフィンランド。
その裏に隠れた個の葛藤がよく描かれていた。

上演後にあったティーチングで監督からもわかりやすく背景などを解説していただいて、映画を のことを考えるとても良い機会であった。
kyoko

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3.6
フィンランド映画祭2019オープニング作品。
マルック・ポロネン監督のティーチインつき。

継続戦争で兄を失ったアンニは、兄と同じ隊にいたというヴェイッコと出会う。
カレリア出身のヴェイッコを下品な田舎者と蔑むブルジョア親に反発したアンニは家を捨ててヴェイッコとともに北カレリアの開拓地へと向かった(出会ってからここまでがあっという間)。
ソ連に土地を奪われた者は国から与えられた土地をゼロから切り開くしかない。先住家族(偏屈そうなのにいい人だった)とも助け合いながら、家を建て、これからというときにヴェイッコが病に倒れてしまう。

夫婦の物語ではあるけれど、主役は断然アンニであり、監督がキャスティングする上で馬に乗れるかどうかにこだわったというだけあって、雄大な自然の中を彼女が馬を駆る姿は本当に美しかった。その姿に戦争の間男たちに変わって家を守ったフィンランド女の強さを見ることができる。

若いふたりが厳しい環境の中、楽しさを忘れず困難を乗り越え懸命に働く姿がとても良かったが、そこまでが作品のピーク。終盤の展開はなんだかモヤモヤ。アンニにはあそこで踏みとどまって欲しかったのに、、戦争で心に負った傷の深さを分かってあげてほしかった。


私のまわりにフィンランド人一家とおぼしき人たちがいて、隣には10歳過ぎくらいの男の子がふたり座っていた。フィンランド人にハマるツボが散りばめられていたらしく、特に少年たちが大ウケしてるんだけど、なぜにそこまで面白いのか謎だった……
haruka

harukaの感想・評価

-
ソ連との継続戦争に敗れたフィンランド。負傷して帰国した兵士たちには土地が与えられたが、それが本当にただの森で、農業をやるにもそこを開拓しなくてはいけない。裕福なお家で育ったアンニと、元軍人のヴェイッコがそこに移り住んでって話なんですが、まあアンニがめちゃくちゃ頑張る。村(近所に家は見えないので、どのくらいのものなのか分からない)の人たちは約1名を除いて大体親切、この人たちのおかげでやっていけるところも多いが、森を開拓するって大変だよね…。家のこととか、わりとサクサク描かれる部分が多くて、見逃しそうになるんだけども、あれは絶対に大変だ(当たり前)。当時の役所とかも、だいぶ厳しい感じでした。でも、なんでか希望に溢れる映画。現在の北カレリアってどんな風なんだろうなあ。
AS

ASの感想・評価

3.4
チャチャッとくっつき新天地にて鉄腕DASH顔負けの労働量で牙城を築く迄の歩調は心地良い。運命的な恋愛譚を縦軸としながらしっかり地に足をつけ大地に根を張る二人の画からは好感しか感じなかったのに「実家に帰らせていただきます」以降があまりに駆け足気味で残念。人生における友愛の尊さを謳い上げるにしてもそれらに起因した予定調和な話運びがどうも説得力を欠く。
某城島の50人分は働くであろうオーナ・アイオラの雄々しさだけが網膜に焼き付いている
1853Perry

1853Perryの感想・評価

3.6
フィンランド映画祭

オリマキの彼女役のあの人!ってことで見に行きました。

今回もとても魅力的な女性で、良かったなぁ。
ソ連との戦争のあとの、森を開拓していく話や、身分の違いの恋を、起こっていることは壮絶だったりなんだけど、ドラマチックに描きすぎない映画でした。
監督がハリウッドのようなスウィートな恋の物語じゃないって言ってたけど、まあうまい具合に恋に落ちたりはしてたよね。でもそれも良かったけど!

裸で写真撮るやつめちゃんこ良いなって思った。