ドキュメンタリー映画をはじめてみた。
水の音、水泡、光、祭儀の唄、人の声、顔、
どちらが生きている世界なのか、
水の中も、地上も、空も同じ水平に存在しているように感じた。
私のその日1日の出来事が、…
マヤの神話、それはセノーテ(聖なる泉)の光と闇の中に、そしてみごとなポートレイトで捉えられた人びとの表情の中にも・・・。踊り。血と残酷。生、そして祈り。人びとの集団的記憶はどんなふうに継承されていく…
>>続きを読む映像の叙情詩として最も内面的で最も感覚的だが、同時に叙事詩としてその土地の伝承も描いていて、特定の個人史と共同体の歴史とが重なり合う映像体験だった。
恐らくフィルムに直接描き込んだアニメーションのシ…
ユーロスペースの小田香監督特集で念願の『セノーテ』を観た。『クリスタル・ボイジャー』以来の人々を幻惑する魔力を持った水中ドキュメンタリー。水中に沈んだり浮かび上がったりを繰り返すカメラの動きがまるで…
>>続きを読む次々とイメージが頭の中に流れ込んできて、次々と忘れていくマジカルな映画感覚。水中をひたすらさまよう映像と音への没頭。そのアンビエント的な喜びだけでなく、物語が語られることによって一定の心地よいリズム…
>>続きを読むめっちゃセノってた 小田香でいちばん好きかも
彼女が撮れてしまう人だからこそ、ただ"撮ること"がそこにあった諸作の問題を乗り越えて、『セノーテ』には"撮ること"を越えた映画的な時間経過と連鎖があり…
このレビューはネタバレを含みます
こんな映画はじめて観ました。
どういう映画かというのが、言葉で説明できない。1人で冒険する映画。人間界から離れてると遠くの方に人間らしきひとが写ってたり、古代人のこの場所に没入しすぎて帰ってこなかっ…
現世と黄泉を繋ぐセノーテ。
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「生まれたところに帰りたい」
「もう水に溶けてしまった」
人の溶けた水を飲み、人を食べたやもしれない魚を食べる。
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水が人を引き込む。
「本当のことは誰も知らない」…
(C)Oda kaori