【歪んだ真実から事実を抽出する者ですら...】
第21回東京フィルメックスで学生審査員賞を受賞、第71回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に出品された春本雄二郎監督最新作『由宇子の天秤』が2021/9/…
全ては選択の連続
天秤にかけては保身に盲進する
どのキャラクターも嘘で塗り固められている
誰も信じられなくなる感覚が視界を濁らせた
正義のためにと躍起になっていた前半と、その正義が確固たるもので無く…
酷いね。
なにがって
主人公の父親、塾講師で経営者でもあるのに、そこの生徒に手を出すかね。
三石研、またクズの役ですわ。
あり得ないでしょう。まずもうその嫌悪感が強くて、
映画なのに
何かの間違いで…
登場人物の正義が終始揺れ動き続けており、観客個人の正義だけでなく、社会的な正義すらも根本から揺さぶられてしまった。
生理的な気持ち悪さすら感じる作品だったが、これは観るべきだ、と強く思える作品だった…
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