新文芸坐シネマテークのリナ・ウェルトミューラー特集の2作目は1973年に製作された「愛とアナーキー」だった。ある男がムッソリーニ暗殺を実行するまでの数日間が描かれ、情けない主人公の描写が面白い。
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私は、最近どんな映画も革命の映画だと思えてきた。
イタリアで撮られた今作、もしこれが今の日本で撮られたら、見向きもされず冷笑の元で糾弾されかねないなとふと思う、そういう絶望感。劇場で上映終了後…
「新文芸坐シネマテークvol.53 リナ•ウェルトミューラー:愛と風刺とグロテスク」で鑑賞。
農夫トゥニンは友人の遺志を継いで、ムッソリーニ暗殺の為にローマにやって来る。
革命家の娼婦サロメの従兄弟…
《シネマテーク/
リナ・ウェルトミューラー特集》②
*上映終了後、映画批評家・大寺眞輔氏の講義あり
"負け犬"か?
"英雄"か?
友人の死を目の当たりにし、"アナーキスト"になった男。
使命…
前半の異様なリズム感がとても気に入った。
矢継ぎ早に繰り返されるお喋りをバックに、カットがテンポ良く切り替わっていく。さすがに正確に拍が取られているわけではないだろうし、むしろ予想を裏切るタイミング…
大義に殉ずるかそれとも犬の様であろうと生きるかと言う点で言えば先日みた『春婦伝』にかなり近い、どちらも娼婦物だし。言うほどアナーキーでは無かったと思うが、それでもファシズムに弓引こうとするその過程で…
>>続きを読むうーん、ブラボーと叫んでた方もいたが、私的にはノットブラボーだった。
物語の推進に関係ないシーンが多いのは、師匠のフェリーニとも関係あるように思うが、にしても意味がないからこそ面白くないといけない…