黒澤明監督の遺稿の映画化。
チャンバラありの時代劇だが、活劇と
いうよりは人間ドラマ。
晩年の黒澤作品に色濃いメッセージ性が
やはり表面に出ている。
「刀は人を斬るものではない、
己の弱い心を斬る…
2000年公開
監督 : 小泉堯史
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心優しい流浪人の侍が旅の道すがら、恵まれない民や殿様との邂逅を経てその人間性を見つめなおすお話。
自分にとっての大切なものは何か、という物語。主人公は、あ…
殺陣シーンを出来る限りそぎ落として、主人公の圧倒的な強さを際だたせた作品。忘れかけている日本人のやさしさを思い出さてくれる。山と空を見て幸せを感じられる人に、私は未だなれん…。黒澤の監督作で観たかっ…
>>続きを読む第24回日本アカデミー賞を総なめにした黒澤明が最後に手掛けた脚本を引き継いで完成された山本周五郎の短編小説の映画化。
いい作品なんだろうなあと思いつつ、なんとなく劇場公開が終わったら見るのを忘れて…
残酷さや厳しさと、ゆるやかに流れる優しさが同居する、ある武士の世界の二面性を見事に描いている。
妻がシーンを引き締めるところに「日本」を感じるのは何故だろうか。
脚本の日本語も、言葉が選ばれてい…