実際の時効に合わせて映画化を進めた当時の製作陣の度胸に拍車したい。おそらく当時としては正義の制裁としての描写であったであろう刑事の強烈な自白強要シーンは現代の物差しを当てるとトラウマ級につらい。(新…
>>続きを読む実録と謳うには少し勇気が必要な、未解決事件を想像の中で展開させる作品。そうかもなと思える想定の範囲内で製作されている点は評価。しかし実際の強奪が本作通りとすると、捜査はもう少し何とかなった気も。兎に…
>>続きを読む犯人を追いつめる刑事役の金子信雄は、おそらく平塚八兵衛を念頭において演じたんだと思うが、粘っこく台詞を喋っているうちに、山守親分が降りて来ることが何度かあっておかしかった。
絵沢萠子、近藤宏、田島義…
1968年に東京都府中市で発生した「三億円事件」を、東映らしく"味付け"し、時効間近に製作したキワモノ映画
渡瀬恒彦と草刈正雄を足して2で割ったような東映の岡田茂社長の息子、岡田裕介が主犯を熱演
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石井輝男らしいスピーディーなカッティングと鏑木創のシネジャズがカッコいいピカレスク活劇。実録といっても半分以上は創作なので、犯人像の掘り下げも浅く、実話事件ものとしての面白さはほとんどないが、『地下…
>>続きを読む時効成立に合わせて公開という、凄いなの一言。
結局真相は今も分からないし色々な説があるのだろうけど、生まれる前の事件なので実際どんな感じだったのか知りたくなった。このソワソワ感がたまらない。
2…
事件の時効のタイミングに公開目指して、犯人像・ストーリーを創作して撮られた映画。『時効成立』という名を冠してるだけにそもそも時効にならなかったらどうする!?とか、制作の裏話も含めて面白い東映の攻めに…
>>続きを読む先ず、タイトルに「時効成立」とある。盛大なネタバレw
非常に観やすい。
金子信雄は、『仁義なき戦い』の直後、と云うことで、刑事役ながら、実に憎々しい。この方向性の芝居を掴んで、ご当人も、そのイメ…
前半はTHE実録タッチな三億円事件の事の経緯を。後半からは金子信雄演じる熱血刑事との対決に。
三億円事件の犯人の性格を創作しストーリーを付け足して、時効成立時期にぶつけて公開してしまおうとする東映の…