シンプルかつディープ。ホンサンスがたどり着いた境地。
どこを切っても関係性の捩れが見えて、世界の不安を局所的に体現してるよう。世界からたった77分切り取っただけだけど、そこに全て詰まってる。
終わり…
ホン・サンスの中で何をどう撮れば面白くなるかの方程式が完全にできあがってしまっているから、そういう意味ではマジックの起こりようがない映画かもしれない。しかし主人公が「リンゴを剥いてもらっている」だけ…
>>続きを読むなんだろう、ヒリヒリした。
ぼーと観てたはずだったのにいつの間にか次の言葉を待ってた。
彼女の最期の足取りにさえみえた。
ラストの映画、一度目はモノクロだったか?
そして最後の女性、「ハチドリ」…
悲しい。生活、仕事、どれをとっても自分に真摯に向き合って、全身全霊でやらなくちゃいけない様な気もするし、本当は無理にやるべきことなんてひとつも無い気もする。虚しい。時間だけが過ぎて、すがるものが無く…
>>続きを読む主人公が逃げた先で再会する三人それぞれのエピソードを聞くことで、主人公は自分もそうなり得た/そうなり得る可能性を見出している。
特に気まずい過去がある女性との再会後、女性の夫=主人公の元恋人と鉢合わ…
結婚後初めて一人で過ごすことになった女性が、知人に会いに行く話。
本作の大半は、世間話を固定カメラで撮っているだけ。
時折、唐突にズームアップする演出が入るのみ。
ところが、不思議と良い読後感が…
この行動をしたこの人はなにを考えたのだろうって、形象を追っかける 謎のズームとか謎に見つめる山や猫、とかって実は謎じゃなかった、そこに物語が潜む時眺めているものがドラマチックに作られた形象ではなかっ…
>>続きを読む【記録】
ズームするとこで、あれ撮影してるの私なの?と思わせてくれる何とも自然な不自然で。いや、計算されているだろうし、不自然なんて言ったら失礼なのですが。
数日してから振り返って考えたいと思います…
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