ネクタイの短さよ。
ちょっと持ち上げ過ぎというか、この映画の前評判が高かったので期待して観たら、そうでもないというか普通というか、笑いはあるけどストーカーじみた気質があんまないなぁと前半は思っ…
自分に見合わない人と付き合うとどうなるかという話。
恋愛経験がないままいい歳になったおっさんが若い美女と結婚した為に、「こんなおっさんの自分なんか捨ててしまうんじゃないか」と妄想に取り憑かれる。
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本来意図されていたものではないけど教会での現実⇔妄想間のジャンプカットあまりにも不気味すぎてアゲ。
俯瞰もできるけど男は生まれながらにして皆フランシスコになる可能性を孕んでると俺は思うしほんまに他…
冒頭、男の視点からの洗礼される脚、脚に口付けする司祭、複数並ぶ脚の中でヒールを履いた女の脚に止まる視線。男の立場や女に対する見方が現れる良いオープニング。束縛猜疑心マックスでも食卓の下で女の脚が見え…
>>続きを読む神父が少年たちの足を洗い、祝福のキスをする直前に一気にズームインするカメラ。こんな局面にフェティシズムを持ち込むブニュエルは流石の罰当たり加減だなと思っていると、続いて横移動するカメラは参列者の足…
>>続きを読む異性への過剰な崇拝が憎悪として表出してしまう、恋愛における普遍的な人の業。妻の貞節は後の「昼顔」などにも受け継がれていくテーマ。これに対するブニュエルの屈折した拘りが興味深い。シュール控えめの正攻法…
>>続きを読む50年代の白黒映画とは思えないほど古さを感じない。
思わず笑ってしまうほどの心配性の主人公が、やがて笑えないパラノイアになっていく描写が秀逸。
あの階段のパイプのシーンは今まで見た映画のなかでも…