二重のまち/交代地のうたを編むの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 2ページ目

『二重のまち/交代地のうたを編む』に投稿された感想・評価

Halow

Halowの感想・評価

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被災者の言葉を残す必要性を感じながらも、やり方を間違えれば、それを安易な物語として消費してしまうことになりかねないという、恐れと躊躇いそのものを主題にした作品と理解した。

だからこそ、ワークショッ…

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好きだった。非当事者が当事者と出会うことでだんだんと知ろうとすることの難しさに突き当たる。
パンフレットを読んで納得したのが旅人四人が全員役者だったことだ。演じるとは違うアプローチでカメラの前で語る…

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あ

あの感想・評価

3.8

ドキュメンタリーパートの対話と、フィクションパートの朗読の結びつきがよく分からなかったですが、その辺の人がひたすらその辺の人だったのがよかったです。被災者というかなり度がキツくなりがちな色眼鏡がいい…

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当事者性が声高に叫ばれる今、他者の物語を語ることに向き合う。

簡単にわかった気になって、分かりやすい言葉に言い換えない。
でも継承していかなきゃいけない。

いびつな語り。
押し黙ること。言い直すこと。
grpcd

grpcdの感想・評価

3.5
逡巡する語り手たちの眼差しと静かに震える声に引き込まれた。80分間、あっという間。生ではなく"raw"な語りの記録。
か

かの感想・評価

4.5
体験者が非体験者へと記憶を伝えていくことの難しさ。
瀬尾夏美の文章が良すぎる…

珍しく小森はるかがフレーム外にも存在せず、劇映画的な画面が目立つ。
suke

sukeの感想・評価

4.0

数年前に見た時はもっと陸前高田の住民との時間が長く重い気がしたが、今見るとすごい短く、ワークショップ参加者たちのパートの方がずっしり感じた。

ある出来事に対する当事者の語りと、その話を聞いて伝える…

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現地の人の語り、その場に居合わせた反応的な語り、思い出しながら語る回顧的な語り、他者に伝えるための語り。
土地に重なる出来事が複層的な語りによって、断片的に語られ続けられる。

物語の筋がなくとも、…

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19年の山形以来での再見。ずっと記憶に引っかかってた作品。やはり3月11日に見るとまったく体感の強度が違った。できたらこれからも毎年この日に見たい。

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