街の灯の作品情報・感想・評価

「街の灯」に投稿された感想・評価

 トーキーが誕生してから4年後だけど、執拗にサイレントにこだわり続けたチャップリンの、言わずと知れた代表作。
 5年後の「モダン・タイムス」で初めて声を聴かせるも、それが「どこの国の言葉でもない言語」で歌われた「ティティナ」なので、言語としての意味は持たない(けど、パントマイムで歌詞の意味が全部わかっちゃうところが流石なんだけど)。
 
 だから本作も、サイレントではあるんだけど、ちゃんとトーキー(というか、音と映像がちゃんとシンクしないと成立しない映画)ならではのチャップリンなりの技法のアップデートがある。笛とかゴングとかがそれ(まあ、チャップリンの発明というわけではなく、ムルナウなんかが先に使ってる技法ではありますが)。
 ただ新しいものを否定するのではなく、トーキーで使えるテクニックはしっかり使っているのが素晴らしい。
(チャップリンは単なる頑固でトーキーを否定したのではなく、喋っちゃうと英語圏以外の人にわかんなくなるからという確固たる信念があったから)
 
 何十年かぶりに観返したんですが、冒頭の除幕式で石像に抱かれて寝ているチャップリンがピエタ像に見えました。
shooooo

shoooooの感想・評価

4.1
映画史に残るチャップリンの名作。

セリフは最小限だが、チャップリンらしいチャーミングなドタバタ劇で終始楽しませてくれる。よくあんなに色々と面白いやり取りが思いつくなぁと感心します。

しかし、ちゃんと物語があって、ラストでしっかり締めてくるのがいい!心打たれるやり取りだが、ここでもセリフは最小限で、多くを語らないのもまた味があって素敵です。
koyaaa

koyaaaの感想・評価

5.0
チャップリン初めて観た.

1931年.
この時代のサイレント映画って初めて観たのだけど、なかなかいい.
コマ割り、演技、演出、制約条件が全然違うんだろうなと思った.

wiki読んで、
黎明期ならではのダイナミックさと
その中で完璧を目指すチャップリンの様が浮かび上がってくる.

「完璧」がその人の中にあって、見える人間はいる.そしてそれをひたむきに目指したのがチャップリンなんだろうなと思った.

富める者の苦悩と貧しい者の苦悩と、メッセージは明確.沢山のシーンが盛り込まれてるけど、さらっとそれぞれに批評が含まれてるのがよい.シンプルで切れ味がある.厳密には貧者だけが辛いと言ってなくて、懐が深いなと.人生は大変だ.コミカルかもしれないけど、誠実に描いてる気がする.

喜劇って表現とかタッチは優しいが、メッセージは厳しいから面白い.そうやってハンドルして、狂気を飼い殺して、この世の矛盾と向き合う方法なんだろう.


ラストシーンあそこで留めたのは、
それもまたなんだか粋ですね.
昔の映画で似たシーンもあったね.
オマージュなのかな.

なんかディズニーぽい気もするし、
これが今の映画の先人なんだなと思った.
GACKTA

GACKTAの感想・評価

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また観たい。
人生は近くで見れば悲劇だが、遠くで見れば喜劇だ。
最高じゃねーか
街灯としないあたりタイトルのセンスを感じるおはなし。


人生初チャップリン!
いやあジョーカーの影響で観たくなっちゃいましてねーつって(じゃあモダンタイムス観ろよってね)

ということでさすがは喜劇王。
ボクシングのシーンがもうめちゃくちゃおもしろく、腹がはち切れそうになるほど笑った。
そこ以外も確かに面白いが、すごいゲラゲラ笑えることはなく、やはりボクシングが僕の中では優勝だ。

(家での鑑賞だったからこんな物だったのではないかと思う。
本来の映画装置をもってすれば、おそらくもっと楽しめただろう。
やはり映画は映画館に限る。)


そういった可笑しさもありつつ、よく言われるラストシーンには可笑しさなど微塵もなかった。
最後の台詞に最後の表情、どちらとも取れるラストカットが頭から離れない。

救済の循環こそ素晴らしいが、どうも釈然とできないのだ。
あれはハッピーエンドだったのだろうか、いやバッドエンドだったのだろうか。

その後のチャップリンの表情がまるで複数の感情をそのまま映している感じがして、もどかしい。

だが人の感情は複数あるからこそ、人なんだろう。手放しのハッピーエンドでないのが素晴らしい。

「人生は近くで見れば悲劇だが、遠くで見れば喜劇だ。」
なるほど彼の撮った悲劇は確かに喜劇であった。
佃煮

佃煮の感想・評価

5.0
好きだなあ、と思いました。
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