ある講演会で出会った、小説家であり女優、そして歌手でもあるその人が、「人間を本当に描ける作家」としてこの原作の著者を熱く語っていた。その熱に押されるように、本作を観た。だが、正直、私には何も響かなか…
>>続きを読む滅びゆく哀惜。「沁みるねぇ〜」ってやつ。
勝手に『オズランド』的なものを想像してたらえらいマイナー調な話。でも真っ向からそれを描けてるというよりはうっすらそういうもの描いたろうという欲目が見えてい…
予想通りの地雷。
場末のラブホでわけありばかりの人間模様の消極的な盗み聴き。
淡々とした見せ方は、人生に挫折した雅代(波瑠)の空虚感と疎外感を投影したものだと理解できなくないが、そのつまらない日々か…
好きなテイストのお話。
全体的にほのぼのとした中、先生と生徒の心中のエピソードは、なかなかに衝撃的で考えさせられる。
人それぞれに表からはうかがえしれない人生、思いがあるのね、という話。
ただ、劇伴…
©桜木紫乃/集英社 ©2020 映画「ホテルローヤル」製作委員会