【 深田晃司監督、デビュー作は椅子が語り部 】
椅子を背負う老いた男の哀愁。
交通事故で姉を失った妹。
静かに不幸が漂う。
・監督・脚本・製作・撮影・編集・音楽を兼ねたビデオによる撮影作品
・…
交通事故で失くした姉の存在を確かめるように、似顔絵描きの老人・福島に姉の似顔絵を依頼する和泉。一方福島は、団地の公園でクマのぬいぐるみを拾ったことから、母親と2人暮らしの小学生・孝史と出会う。
さ…
これが自主映画かぁ。稚拙な所が散見されるけど、凄い感性度。
処女作に、その映像作家の本質が詰まっていることは、よくあるが、まさにそう。
序盤は、ちょっとツラいが、徐々に物語に引き込まれて、驚愕のラス…
このレビューはネタバレを含みます
ミニシアターエイドのクラファン「サンクス・シアター」で鑑賞。作品紹介に深田監督のコメントが掲載されている。
「21歳のとき短編映画も撮ったことがないのに勢いだけで作ってしまった長編映画。自主なので…
観終わってみると、結果的にある「椅子」が中心に据えられていた、という話だが、基本的には群像劇に近く、登場人物たちがそこまで各々深く関わってゆく、という訳でもない(少なくとも最も主要な2人、和泉と孝史…
>>続きを読む深田監督21歳の自主制作処女長編作という先入観ありきともいえるが、100分見せきる力と散見される今への萌芽、ここから『本気のしるし』まで来たんだ〜という感慨。ファンとして観られてよかった。
暴力シー…
一見何のつながりをもたない人々が、“椅子”を地軸に交流していく姿を描いた群像劇。「ひとりだち」で助監督を務める深田晃司の初監督作だ。
交通事故で失くした姉の存在を確かめるように、似顔絵描きの老人・福…
椅子を背負う浮浪者と
姉を失った過去のある妹と
母子家庭で新しい父親を迎えつつある家族。
複数の人々の生活が交錯する人間模様
手作り感満載。
全員の演技能力が乏しい。
音声の手作り感…
深田晃司監督らしい映画であり、ホームレスの福島なる男が住む線路橋下の「川の水面」が効果的に描かれていた。そこに椅子を置いて女性をスケッチする場面も印象的。
本作では、絵描きのホームレス、姉を事故で失…