良いセリフもあったし、結婚とか、東京のことを考えさせられる映画なのはよかった。
水原希子さんはお高い女子のイメージが強かったけど、今回は都会で頑張る地方の女性キャラで、こっちのほうが合うなと思った。…
華子の周りはお金やら結婚やら後継ぎやらと安定を求める話ばかり…逆にお金のない美紀の周りは娯楽や何気ない過去の話に溢れてる。お互い生きづらさを感じながらも何とか生活を送る中で最悪な出会い方をしてそれな…
>>続きを読む存在しているだろうに見えない、届かない階層/階級の世界を垣間見るような。描かれない離婚経緯を想像すると苦しい。何でも話してほしい、に対して、ちゃんと家を継ぎたいだけ(結婚して子供産んでくれればいい)…
>>続きを読む貴族側である華子と庶民側である美紀、どちらも生活に窮屈さが隣り合わせになっているけれど、その窮屈さが向かう先が「押込められる窮屈さ」と「抗う窮屈さ」で対比していたのが面白かった。
根底には「東京」…
「もう会うのやめよう」
「親の人生トレースしてる人ばっかりだよ」
「そっちの世界とうちの地元って なんか似てるね」
「みんなの憧れで作られていく 幻の東京」
削ぎ落とされて、芯を食ったような
心に…
私は庶民なので、貴族側の気持ちは分からなかったけど、お金や地位があるからって自由とは限らなさそうだってことは分かった。お姉さんたちや友達、義母の言葉とか、私だったらうるせーってなりそうなのを、華子に…
>>続きを読む©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会