【男、逃げた。】
第21回東京フィルメックス最優秀賞作品賞に輝いたアゼルバイジャン映画『死ぬ間際』。ドキュメンタリー監督であるヒラル・バイダロフ初の長編劇映画にしてヴェネチア国際映画祭コンペティショ…
ショットの始めと終わりで事態が決定的に変容する。死は手前に、逃避は奥に。移動と停滞の織物としての映画。束縛と解放。車三台と追跡者三人。濃霧と太い幹。ボイスオーヴァーと馬。果てなく長い88分。始めと終…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
『死ぬ間際』鑑賞。アゼルバイジャン映画。ナゴルノ=カラバフ紛争のこと思い出されてしまう。でも、こんな素晴らしい映画を作れるポテンシャルのある国なのね。
広大な自然と精緻な画作り、映像詩とも言うべき作…
フィルメックス鑑賞。
凄い映画を観た!
なんなんだこの監督は!
詩的パート、現代パート共に、終始カットがため息が出る美しさよ。
映画の構成も個人的に好みで、主人公は逃亡しながら、章仕立てで出会う…
このレビューはネタバレを含みます
不可抗力による殺人を犯した主人公が追手から逃亡を図り、行く先々で出逢う死の影を見つめるロードムービー。
超自然的な映像は観念的で詩情も豊かなのだが、どうしても物語りの力が弱くバランスが良くない。
…
久々に充実したキメキメ画面を見れて、やっぱりシネスコ最高だ!となってたけど、それも中盤くらいまでで、だんだんと中身がスカスカのような気がしてきて辛くなってきた。何も起きない「霧の中の風景」を二回見せ…
>>続きを読む