ロケーションは素晴らしいが切り返しショットを排除したロングショット&ロングテイクの連続は場所に頼りすぎではないか?
これが映画ではないとは全く言わないし絵画的なショットとバイクに乗るシーンは目を見…
ロケーションの映画だ。
霧、馬、一本の大きな木そして寂寞とした山々を縫うように曲がりくねる道が死の世界へ繋がる。
行く先々で女に出会い、男が寄り添うと死が訪れる。それは静かに、そして唐突に訪れる。
…
東京フィルメックス、事後配信にて。
ロングショット、長回し、セリフも殆どなく…。ひたすらに画作りが圧巻な作品なので、これは劇場で観ておきたかった…。
ラストのまとめ方に若干の予定調和感があったのでス…
このレビューはネタバレを含みます
第21回 東京フィルメックス コンペティション作品 アゼルバイジャン
オンライン上映にて。
第21回東京フィルメックスの最優秀受賞。
第77回ベネチア映画祭のコンペティション部門出品。
映画祭…
霧が追いすがる。命が解きほぐされる。
湿る大地を疾駆する。
アゼルバイジャンの、詩の朗唱が偶然映画の形をとるような一篇。帰還こそ死の本性といわんばかりの倒錯を瞳に宿す男へ贈られる、崩れ落ちる花嫁が…
一本道をバイクでゆっくり移動する悪意のない喪黒福造。道々で出会う死の匂いを纏った人びとを救おうとするも、化学反応における金属粉の如く触媒となって爆発する。
白馬や霧など印象深いアゼルバイジャンの幻想…
TIFF、FILMEX同時期開催上映作品中最も話題になってた作品だが、会期の前半で終わってて、評判を聞いた頃には遅かった。遅ればせながらやっと観る。
この野心·スタイルと節度·わきまえ…
"その男は死神か救世主か"
愛を求め逃げ続ける男。行く先々で人が死ぬ。それもロングショットで静かにさり気なく。そこにあるのは馬や木,曲がりくねった道,荒涼とした山,深い霧が立ち込む詩的な命が消えゆく…
一方的に他人の人生を掌握する事をそれもまた愛の裏返しであるとしてしまったら、世の中に存在しているあらゆる抑圧がまるで消滅していかないのではないか。しかも創造主がなんたらかんたらって、余計に観念的なム…
>>続きを読むフィルメックス配信。
遠景の中を走る車がキアロスタミっぽかった。後ろ姿しか出てこない女性にしっかり存在感があるところなんかもキアロスタミっぽい。
ラストも顔が映らないのが逆に良い。
寓話っぽくてよ…