紛争の影響で東大入試が中止となり目標を失った青年のある1日。
69年、彼のように東大一直線だった受験生は苦悩したろうなぁ…
後の東映会長岡田裕介氏は東宝でデビューしたんですね。朴訥とした雰囲…
原作については、僕が小説の主人公の歳に近い頃、シリーズのうちの何冊かを読んでいる。日比谷高校が東大予備校ブランドだった頃のお話。書いた人も演じている人も日比谷高校出身という母校偏愛映画という見方もあ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
芥川賞を受賞した庄司薫の原作を1年後に映画化。監督は『日本沈没』『八甲田山』で有名な森谷司郎が担当している。
従来の正統が崩れたために、異端としての小説家の道を自ら絶ったという同級生の独白が面白か…
原作がいま読んでも面白い、普遍的な若者の悩みを描いてるのに、なぜかそれを映画化した本作はその当時の風俗やニュース映像をふんだんに盛り込んでしまってるという…だからまあ別物と思えば面白い。
ベストセ…
東大紛争に巻き込まれた若者たちの苦悩が薫クン(岡田裕介)を通して上手く描かれていました😀
特に薫クンの友人(富川徹夫)がオヤツを食いながら切々と語るシーンは見入ってしまいました🙁
それにしても…
安保に燃える時代に山手線の内側でしか暮らしてないようなエリート君の青春。わかりやすい流行りや時代の流れに乗れる子と、乗れなかった/乗りたくないゲエテや椿姫を素直に感動できる子と、阿波踊りしてたまるか…
>>続きを読む冒頭から股がヒュ〜っとなりっぱなし。狂気かつ新時代の渦中の苦悩。悩みに対してより深く考える人と盲目的に潮流に身を任せる人の違いで、語り口が前者の方なのでとても好感が持てる。懊悩、徘徊の末に黄コートち…
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