60年代はやっぱりモーレツで、元気!やる気!みたいな空気だったけど(少なくとも前半は)、70年代はしっとりというかウジウジというか。
内省的でどの映画にも影がある。
この主人公のモデルであろう著者…
1970年製作公開。原作庄司薫。脚色森谷司郎 、井手俊郎。監督森谷司郎 。
神保町シアターの「戦前戦後――東京活写/映画の中で生き続ける、失われた東京の風景」上映期間中の幕間で、佐良直美が歌う本作…
32.2527
原作はライ麦畑の邦訳風が非難を浴びた青春小説。本作も負けず劣らず、主人公の心情を独特の文体のナレーションで綴ってくれる。これがまた、よくできており、なるほど主人公のキャラクター性を…
小説を忠実に(アレンジせずに、という意味で)再現しているため、原作を読んでいない人には展開が理解できないだろう。でも何のために映像化したんだろう?映像化することで+αの価値が生じたようには思えないの…
>>続きを読むモラトリアムのさなか、優等生を逸脱できない我が身の行く末を憂い放浪する若者をナラティブに捉える。妙なカメラワークが面白い。スタイルとしては『パーマネント・バケーション』と近いものがあるが、普遍的で癖…
>>続きを読む22-18
U-NEXT
うむ、インテリのモノローグはぼくには合わんのがよく解った。川本三郎の「マイ・バック・ページ」読んだ時も同じ感触だったもの。
でも森和代は可愛い。
むちゃくちゃ可愛い。
むさ…
70年代安保によって東大の入試がなかった時代。当時、若者を中心に庄司薫は相当人気があったと記憶している。しかし、拗らせてます。この時代の若者は真面目なだけに生きづらかったのかなぁ。
この映画がヒッ…
『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970=昭和45年、監督:森谷司郎) 特集「七〇年代の憂鬱ーー退廃と情熱の映画史」
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原作は、芥川賞を受賞した庄司薫の同名小説(1969年)。世は、東大安田講堂事件な…