赤頭巾ちゃん気をつけてに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『赤頭巾ちゃん気をつけて』に投稿された感想・評価

高校時代に庄司薫の小説にハマって本作含めた薫くんシリーズや諸作品を愛読していた。私たち田舎高校生にはない都会のいいとこ家庭の高校生の描写が新鮮だった。なんでも言い合える幼馴染の可愛いツンデレ彼女(由…

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lag
4.0

今から泣きごとを言うが疲れてるんだよなんて分かったような口を開かず黙って聞け。左足の爪を剥がす怪我をして引きずる。初めてで最後の抱擁を繰り返し目を閉じて思い浮かべる。街ですれ違う二度と会わない人たち…

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3.5

幼馴染との和解でまとめようとするところが恋愛に帰着させたい感じはあるが、むしろ友人との会話や少女との交流の中で生まれる救いの方に本質があるように見える。所々に挿入される歌謡曲やCMソングが見事なタイ…

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☆1970年前後の東京。薫のうちは、どこだろう?世田谷区か?ちょっとアッパーな住宅街は今に続いているだろうけど、戸建率は高そう。でもテニスコートの前はマンションだったような記憶あり。
☆夜の高層階の…

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おっ
3.6

中村紘子さんのピアノリサイタルの時に、宇宙戦艦ヤマトの乗組員のような服を着て舞台裏を歩き回っているお爺さんが何人もいました。あんな服売ってるのかなあ?自分でデザインして仕立てたのかなあ?その中でも最…

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強烈に
激しい時代
背景に
それでも続く
青春の日々

#短歌

第61回芥川賞を受賞した庄司薫の原作を、森谷司郎監督で映画化。
主演が、後の東映の社長にまで上り詰める、岡田裕介です。

時代は学生運動盛んなりし頃。
1968年の暮れ、主人公の薫君は東大紛争のせい…

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1968年の東大紛争のニュース映像を挟み、東大入試中止に将来をどうすべきかと悩む日比谷高校三年生の庄司薫君の日常を描いた作品。

愛犬の死、思いがけぬ怪我、性への渇望、将来の自分の在り方、エリート街…

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オリ
3.9
電話の相手側がモノクロちっくになってるの好きだな。生きるのは大変。でも人間の愛らしい部分を見られた気がする。
4.0

連想ゲームのように繋がれていく映像の切り貼りが一つの作品になっている。その映像群がべらぼうにかっこいい。

話の内容こそないものの、性と自由と闘争と、そして倦怠と苦悶がいかにも60年代後半の作品で、…

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