彼らは一体、何に対峙しているのか。
画通りの対面でなく、
彼らそれぞれが直面しているジレンマと
やりようのない感情が行き着く先は
正か負か。
『空白』にも通ずる
残されたものの選択肢。
状況を理解…
加害者の両親は息子に対して
人生に価値があると教えてこなかった
孤独や寂しさを受け止めてこなかった
転居が、友達が、学校が、年の離れた兄が、インターネットが、あの子が居なければ、
言い訳ばかりしてい…
俳優陣の迫真の演技に心を奪われた。とりわけ、親が子を愛し、葛藤の中でも信じ抜くその姿は、どのような状況下でも揺るがないものであることを強く感じた。まるで本格的なヒューマンドラマというより、現実を映し…
>>続きを読むお互いに、傷口に塩を塗りたくるような応酬。
絶対に参加したくない雑談。
絶対に解決しないことだが、しかし、声に出すこと、語ることのみで、消化・昇華されるものがある。
個人的には赦すというのが、絶…
どちら側の夫婦にも感情移入してしまう。
どちらの立場でもものすごく辛いだろう。
想像に難くない。
そんなストーリーだからもちろん引き込まれてあっという間の鑑賞だった。
辛い内容の面白いストーリー。
…
主演4人の演技力とか身なりとか容姿とか仕草とかがかなり「っぽい」。凄まじいリアリティ。
なんかああいう母親、あの体型であのワンピース着てるよなあ…って感じ。
誰かが冷静さを欠いて声を荒げると誰かが冷…
スクールシューティングの加害者の被害者の両親が対話するために集まるストーリー。
お互い息子が失われたことには変わらないし、辛さも変わらないけど、被害者か加害者かでお互いの立場が変わる…親は悪くない…
誰もいなくなった部屋に、綺麗な間隔で並ぶ椅子。
それに続く、薄暗い闇を照らす光。
ラストのそんなショットに言いたいことが詰まっているように感じられる。
そこがとても好きだった。
ずっと部屋の中にい…
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