あらすじを読んで気になっていた作品。
静かに始まり静かに終わった映画だったけど、考えるべき場面が沢山。
どちらの立場を思っても苦しく、モヤモヤとした感情になる。
でも「赦し」ってすごく強い。。
人…
このレビューはネタバレを含みます
何かを変えないと、失った我が子の命の意味がなくなってしまうのではないか。
憎むべき対象を赦してしまうことで、我が子への愛が損なわれてしまうのではないか。
息子を失ったそれぞれの家族、どちらも苦しんで…
異常な兆候があったのでは....と、迫る被害者家族。
サイコパスを育てた、とは認めたくない加害者家族。
噛み合わない会話、見え隠れする本音。
果たして、2つの夫婦は、赦しあえたのか?
緊迫感ある会話…
銃乱射事件の加害者と被害者の両親が文字通り対峙して、教会の一室を借りて、互いの胸中とそれぞれの息子について、語らう。
ワンシチュエーションで、実際の事件映像は一切無く、相互の両親の語り口のみで進ん…
加害者の両親は息子に対して
人生に価値があると教えてこなかった
孤独や寂しさを受け止めてこなかった
転居が、友達が、学校が、年の離れた兄が、インターネットが、あの子が居なければ、
言い訳ばかりしてい…
俳優陣の迫真の演技に心を奪われた。とりわけ、親が子を愛し、葛藤の中でも信じ抜くその姿は、どのような状況下でも揺るがないものであることを強く感じた。まるで本格的なヒューマンドラマというより、現実を映し…
>>続きを読むお互いに、傷口に塩を塗りたくるような応酬。
絶対に参加したくない雑談。
絶対に解決しないことだが、しかし、声に出すこと、語ることのみで、消化・昇華されるものがある。
個人的には赦すというのが、絶…
どちら側の夫婦にも感情移入してしまう。
どちらの立場でもものすごく辛いだろう。
想像に難くない。
そんなストーリーだからもちろん引き込まれてあっという間の鑑賞だった。
辛い内容の面白いストーリー。
…
© 2020 7 ECCLES STREET LLC