他人に自己を貸すことは必要だが
自己自身に対してしか自己を与えてはならない
女優志望から娼婦へ転落するナナ
人生は仕方がない
でもすべてが素敵だと思えばいいのよ
とナナは語る
カフェでお爺さんと…
あらすじを追うだけならば、ある女の悲劇になるものの、この映画からは何の悲劇性も伝わってこない。アンナ・カリーナはもちろん美しく、けれど本当に美しいのは、ジャン=リュック・ゴダールのまなざしのほうにあ…
>>続きを読むブレッソンの影響ねえ……まんまハリウッドな曲にあわせて踊るカリーナと白けた男たち(とキューがボールを撞く音までアクセントにする音響派ゴダール)。"おはなし"がちょっときれいすぎるのはこの暗さにフォー…
>>続きを読む(c)1962.LES FILMS DE LA PLEIADE.Paris